変わるお手伝いができて、本当にうれしいです。
おはようございます、パワー店長養成講座の小宮秀一です。
昨年の年末に「きっかけを作っていただき、ありがとうございます」と言う報告を頂いた渡辺さんから「地区上位に名前が載るようになりました」という追加の報告を頂きました。
渡辺さんは前の勤務先であるスポーツショップの社長に「君の販売の方法は古い」と言われ、悩んでいました。
納得できないならライバル店へ転職しては?
ココには載せていませんが、メールには渡辺さんの販売技術が書かれていました。個人の販売技術をさらすのはどうかと思ったので私の方でカットしましたが。それを見る限り、王道の販売技術で古いところなどまったくありませんでした。
そこで私は次のようにアドバイスしました。
小宮より:
渡辺さんが実績を上げているなら、気にすることはないと思います。どうしても納得できないなら、ライバル店に転職すればいいです。
もっとも、渡辺さんの技術があればスポーツショップ以外でもトップに行けると思いますが。
大型店へ転職
渡辺さんより:
「そんな店はやめてライバル店に行ったら?」と書いてあったのが衝撃的でした。
大型店に面接に行き、「販売が大好きです。私に販売をさせてください!」と言って採用されました。今より大きな店に変わることが出来ましたし、希望のカテゴリーにも配属していただけるようなのでがんばろうと思っています。
渡辺さんは「きっかけを作っていただきありがとうございました」と書いていますが、きっかけを与える人間は腐るほどいます。私もそんな人間の一人です。しかし、きっかけを与えられても、実際に行動する人は100人中一人いるかいないかです。
本当は私の方が「行動して頂いてありがとうございます」と言わなければならないです。なぜなら、行動した結果、すべてのリスクを背負うのは渡辺さん自身だからです。その点、言う方は何の責任もないわけです。つまり、行動する人は、結果に関わらず、行動したと言う事実だけで賞賛されるべきなのです。
渡辺さんは行動したことも素晴らしいのですが、結果も付いてきていることがまた素晴らしいです。
地区上位に名前が載るように
渡辺さんの最新の報告がコレです。
年末に個人のスポーツ店を辞め、大型スポーツ店に転職した渡辺です。
おかげさまで、大好きな販売を全力でやらせていただいております。
個人実績も、グループの中で地区上位に名前が乗るようになりました。
ボーナスもいただけるようで、査定面接もしていただけるようです。
大型店でも結果を残されているようで、私もうれしいです。ま、渡辺さんの技術なら大型店でも通用すると思っていましたけどね……(汗)。
規模が大きい分、現場の意見が反映されにくい
そんな渡辺さんにも困ったことがあるようです。コレは大型店ならではのことですね。
規模が大きい分、現場の意見が反映されにくいです。わかってはいたことですが、始めての大型店なので、どうやって上司に伝えていけば良いか試行錯誤の毎日です。
渡辺さんの「現場の意見」が何かわからないのであれですが……。
現場の意見を通す、もっともカンタンな方法は社長に直接言うことです。上司に言っても埒が明かないことは社長に言えば一発です。
社長が現場視察に来ることがあって、現場の声を聞きたがる社長ならこの方法がお勧めです。
ただし、この方法は上司の面子を潰してしまいかねません。上司の面子を潰すと不愉快なことが起こる可能性があります。最後の手段として残しておくのがいいでしょう。
現場の意見を通す、もう少し穏便な方法は、面倒なことを「自分がやる」と提案することです。
上司が動かない理由の一つに「余計な仕事を抱えたくない」というのがあります。余計な仕事を渡辺さんが「自分がやります」と言い、かつ、「それをやることで上司の評価が上がる」となれば、上司がやる気になるのは間違いないでしょう。
あなたは行動していますか?
あなたは売れる店にするために、何か行動していますか?
売れる店にしたいなら、店作り8つの基本を徹底する、今売場にいる人にもう少し買って頂く、売れる商品をもっと売る、顧客にもっと売るのうち、どれか一つでも行動していますか?
渡辺さんのように、転職しなさいとは言っているのではありません。それよりはずっと低いハードルです。こんな低いハードルを越えられないのはどうしてなのでしょうか?
失敗したから?
でも、それはやり方が間違っていたからではありませんか?
まずは売上を作るために正しい行動をしましょう。
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