もうすぐ年金がもらえる歳なのですが……私、アニメにはまりました。
とは言っても、録画してみているわけではありません。Amazonプライムビデオで見られるモノに限られます。しかも、基本1回見て終わりです。したがって、ガチのアニオタさんと会話ができるほどの知見はありません。何事も極めるには歴史を知らなければならないからです。アニメを見始めて2年にも満たない私が、アニメを語るなど許されないでしょう。
私が気に入ったのは転生モノというジャンルです。今期のアニメだと「慎重勇者」がツボです。
異世界という設定を、初心者にもわかるように導くというのが転生モノの本質だと私は感じています。これはセールスにも通じる考え方です。この辺りは後ほど触れます。
おはようございます、パワー店長養成講座の小宮秀一です。
転生のさせ方が興味深い
私がアニメに、はまるきっかけが「転生したらスライムだった件」です。普通のサラリーマンが通り魔に刺されて異世界へ転生してしまいます。この転生のさせ方というか、異世界への導き方が物語によって違うのが私には面白いです。
「転生したらスライムだった件」は結局小説の方にはまって17回読みました。アニメは1回見ただけです。だから、とてもじゃないがアニオタは名乗れません。なお、9月に出た「転生したらスライムだった件」15巻はまだ5回しか読んでいません。
死んだあと神が出てきて異世界に導くというのが定番のように思いますが、意外にこのパターンは少ないようです。私が見た転生モノ(と言うか異世界モノ)では「慎重勇者」、「私能力は平均値でって言ったよね」、「この素晴らしい世界に祝福を」と言ったところでしょうか。
ま、これは転生モノの素人である私が思い付くことです。プロが使わないのは当然かもしれないですね。
ソードアートオンラインは転生モノではないけれど……
今見ているアニメが「ソードアートオンライン」です。これは転生モノではなくて、異世界モノですが、私が感じるところでは同じジャンルです。「ソードアートオンライン」は転生ではなく、拡張現実によってゲームという異世界に導かれるという物語です。
転生モノと異世界モノが同じジャンルという根拠は、主人公が異世界を理解していく過程を通して、視聴者にも理解させるという作りがあるからです。いきなり異世界から始まると、慣れていない視聴者がスグに離脱してしまうでしょう。
たとえば、「転生したらスライムだった件」がいきなり「オレはスライム。名前はまだない」とか始められたら私はスグに離脱していたでしょう。ゲームを一切やらない私にはスライムが何かさえわからないからです。わからないことを我慢してまでアニメを見ようとは思わないです。
しかし、「転生したらスライムだった件」は、主人公が異世界で目覚めて、自分の身体を確かめる過程でスライムが丸く、流動的な生き物だと言うことが私にも理解できました。
お客様を教育するためのヒント
ココにお客様を教育するためのヒントがあります。教育とは商品の必要性に気づかせることです。これはつまり、お客様を教育するには、理解の階段を、徐々に上らせる必要があると言うことです。
たとえばガラケーで十分という人にスマートフォンを売りたい場合を考えてみましょう。
このタイプの人に「スマホがあるとこんなに便利です」と言う売り込みは失敗します。これはベネフィットによる売り込みです。しかし、ガラケーで十分という人は「スマートフォンなど不要」という信念で身を固めています。残念ですが、こういう人に売り込むにはベネフィットではダメなのです。
私たちは「スマートフォンがあると便利」ではなく、「スマートフォンがないと困る」という状況を作り出さなければならないのです。
そんなときに使えるのが災害です。たとえば10月には台風19号が、先週の金曜日には千葉県で10月1ヶ月分の雨が半日で降りました。身近で災害が起きると人は命の危機を感じます。ココに商売のタネがあります。
習志野市の場合、避難指示は防災行政無線で行われます。しかし、大雨や風が強い状況では聞き取りづらいため、防災無線は使われていません。ガラケーの人は電話で問い合わせるしか方法はありません。しかも、災害時には問い合わせが殺到するので電話は繋がりません。つまり、ガラケーの人は、自分の命は自分で守る覚悟が必要なわけです。
その点、スマートフォンがあるともう少しカンタンに命を守れる可能性が高くなります。たとえば、防災速報アプリを入れておけば、自分で市役所のホームページやツイッターを見に行かなくてもいいです。避難指示が出ると音を鳴らして教えてくれます。
したがって、もしあなたがスマートフォンを売っているなら、今スグご近所に「あなたと家族の命を守るためにスマートフォンを」という見出しでチラシを配りましょう。もちろん、モバイルバッテリーを一緒に売り込むのを忘れずに。
罪の意識を感じる必要はありません。なぜなら、これは事実だからです。ガラケーだと災害時に困るのは明らかなのですから。
「スマホは高い」という方へ
もしあなたが、「スマートフォンが高い」という理由でガラケーを使っているならY!mobileかUQmobileのどちらかから選べばいいでしょう。両方を経験した私のお勧めはY!mobileです。UQmobileはY!mobileで無料だったモノが有料なのでランニングコストはY!mobileの方が安いと思います。
ベネフィットの作り方
もう一つちなみに言うと、ベネフィットはお客様が商品の必要性に気づいたあとは有効です。
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