実は、ちょっと怒っています……。
おはようございます、パワー店長養成講座の小宮秀一です。
前年割れする理由はメルマガでもブログでも繰り返し書いています。
もっとも、そんなこと言われなくてもわかっているのかもしれません。
それなのに、なぜ、コレだけの店が前年割れしているのでしょうか?
コレだけとは、5月6日に実施したアンケートの結果のことです。
コレのメールを書いている時点では、まだ、40件しか集まっていませんが、何と前年割れしているという店が9件あるのです。
この9軒の店は、ビジネス街にある店で、10連休中は街に人がいなかったのでしょう。人がいなければ売上も上がりませんからね。もっとも、そういう店なら他に対処のしようがあったはずですが、それは少し高度なことなので、そこまでは求めません。
しかし、もし、そんな条件もなしに前年を割っていたとしたら……。
パワー店長養成講座で何を学んでいたのかと言わざるを得ません。
前年割れする原因については繰り返し書いています。
その原因はお客様を顧客にできないことです。顧客にできないのは、ポイントカードがないからでも、ニュースレターやメールマガジンを発行していないからでもありません。
お客様を顧客にできない理由は、店がダメだからです。店がダメとは、基本ができていないということです。
店作りの基本要素
店作りの基本とは、商品と売場とスタッフ、この3つの基本要素からできています。
なぜ、この3つが店作りの基本要素なのでしょうか?
それは、商品、売場、スタッフの3つが、店とお客様が直に接する要素だからです。お客様は売場に来て、商品を見て、触れます。そして、完全セルフレジでない限り、スタッフに接します。この3つの基本要素はごまかしが一切利かないのです。
前年を割った店長さんはこの辺りをどのように考えていたのでしょうか?
たぶん、「そんな当たり前のこと、知っている」と思っていたのでしょうね。あるいは、「へーそうなんだ」と聞いて終わりか。
いずれにしても、店作りの基本は知っているだけでは何の意味もありません。店作りの基本は、徹底できなければ何の意味もないのです。
そもそも、店作りの基本自体は難しいことではありません。つまり、誰でもできることなのです。にも関わらず、店作りの基本ができていない理由は単純です。徹底できるかどうかです。
「店長にはカリスマ性など要らない。ただ、根性だけは必要」とはこう言う意味です。
なぜ、基本が徹底できないのか?
なぜ、基本が徹底できないのでしょうか?
4つ理由が考えられます。
基本を知らない
そもそも、店作りの基本を知らなければ徹底しようがないです。
もし、知らないのなら――知らないで済ますことはできません――さっさとこれを買ってください。
基本のレベルが低い
たとえ、基本を徹底していても、基本のレベルが低ければ意味がありません。
やっている基本が間違っている
いくら徹底しても間違った基本では意味がありません。売上に直結する基本を徹底すべきです。
「売上に直結しない基本があるのか?」
はい、あります。
たとえば、損益計算書を読めることは店作りの基本です。それが読めなければ儲かっているかどうかわからないからです。だからと言って、損益計算書が読めても売上を作れるわけではありません。
「そんな基本に意味があるのか?」
はい、意味はあります。そのような基本は良い店を作るために必要です。
順番を間違えている
売上に直結する店作りの基本は8つあります。たった8つですが、どれから始めるかは非常に重要です。
なぜなら、人は何かに取り組みとき、自分が得意なことから始めるからです。
しかし、得意なこととは、ある程度のレベルでできることでもあります。つまり、本当の問題はあなたの苦手なことの中にあると言えるのです。
なぜなら、店作りはかけ算だからです。一つが低いと全体も低くなります。一方、低いところを改善すると、全体も高くなります。
たとえば、商品が8、売場が6、スタッフが7の場合、スタッフを8に上げても384にしかなりません。しかし、売場を7に上げると392になります。
店作り8つの基本は、あなたがやりたくないことから始めることを強くお勧めします。
店作り8つの基本って何?
もし、あなたが店作り8つの基本がわからない、あるいは、わかってはいるけれどもう一度学び直したいなら、迷わずこちらを買ってください。
これはわからない、できないで済ませられることではないので。
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