おはようございます、小宮です。
生鮮品を扱うお店では廃棄によるロスが付きものです。
あなたはそんな廃棄とどのように向き合っているでしょうか?
「やば!廃棄が出た。次は数を減らさないと…」
もし、このように思っているなら、あなたは悪魔のサイクルにはまっているかもしれません。
「廃棄の必要な商品はない」という店でも、陳腐化によるロスは起こるはずです。今回の話はそんなあなたにも参考になると思います。
廃棄の悪魔のサイクルとは、在庫を持つのが怖くなることです。怖がるあまり、必要なモノまで在庫を持てなくなるのです。
必要なモノまで在庫を持たなくなったらどうなるか?
言うまでもないですよね、売れなくなります。
廃棄は減った。でも、売上も減ったなんて笑えない冗談です。
では、廃棄との正しい向き合い方とは?
「廃棄とは、お客のニーズ・ウォンツに応えられなかった結果」と思うことです。
ただし、廃棄した商品が「お客のニーズ・ウォンツに応えられなかった」ということではありません。
売上がゼロでない限り、廃棄の裏には売れた商品があります。
その売れた商品は、必要な人に必要な数だけ売ることはできたのでしょうか?
廃棄の裏には、欲しい商品が買えなかった人がいるかもしれないのです。
だから、廃棄が出たら、まずは、売れた商品を十分に売ることができたかをチェックすべきなのです。
そして、欠品した商品があったら、次回はその商品を増やすのです。
商品を置くスペースには限りがあるのですから、ある商品を増やせば他を減らさなければならないのは必然です。
順番を間違えないでください。廃棄した商品を減らすのではありません。お客が買いたい商品を増やした結果、売れ行きの悪い商品が減るのです。
コレが正しい廃棄との向き合い方です。
え? 増やした商品が廃棄になったら?
10個売れた商品が2個廃棄になったとして、それで何か問題はありますか?
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