あなたがデマを流したいなら、流したいデマを疑問文か、第三者の伝聞で言うことです。
なぜなら、最後まで話を聞く人は少数派だからです。
ただし、悪用厳禁です。あくまでもあなたがやりたいことを実現するためにだけ、使ってください。
おはようございます、パワー店長養成講座の小宮秀一です。
【悪用厳禁】デマの作り方
先日、こんなツイートをしました。
ニュースをリツイートしただけなのですが、このツイートが私のフォロワー(550人)の倍以上のインプレッションがありました。
つまり、フォロワー以外の人に届いたってことです。
コレってどういうことだと思います?
キラーワード
まずは、このツイートが、コロナ、中国、EC、30%アップというキラーワードで構成されているからです。
今、コロナをメールやブログの件名に入れると面白いように見てもらえます。正直言うと、オープニングでコロナに触れておくだけで、通常より精読率が上がるくらいです。
中国がキラーワードなのは言うまでもないですよね。
次にECと30%アップはセットで考えた方がいいでしょう。コロナ渦でもECは伸びるという事実です。「ECをやらないとまずいんじゃないか」と漠然と考えている人の心を掴んだのでしょう。あと、ECを売りたい業者さんも。
リンク先を見た人は0.7%
それでも、実際に行動する人は少ないです。たとえば、このツイートを見て、リンク先を見た人は0.7%しかいないです。
つまり、コロナ、中国、EC、30%アップと言う、キラーワードを見ただけでわかったつもりになる人がほとんどだと言うことです。
ソースを辿るというのは情報リテラシーの基本なのですけどね。私が数字を盛っていたり、あるいは、曲解していたりするかもしれないのに……。
デマは何気ない一言から始まる
デマは、このような、何気ない一言から始まるモノです。
たぶん、トイレットペーパーのデマも、元はこんなツイートだったのでしょう。
「トイレットペーパーも中国で作っているんじゃないの?」
これを目にした人が、最後のクエスチョンマークまで読まず、前半だけ覚えていたのでしょう。そして、自分で調べることもしないで、拡散してしまったのでしょう。
実は、このような疑問文、それに「誰かがこう言っていた」という第三者の伝聞は記憶に粘り着きやすいです。
これは私が接客販売の中で学んだことです。私たちが「これがいい」と言うよりも、「評判がいい」とか、「~じゃないですかね?」とか言う、言い方の方がお客様は信用するのです。
たぶん、人は、「私」が主語だと抵抗するように、プログラムされているのでしょう。
私の活用事例
私はこのデマの作り方のテクニックを使って、本店の周辺機器フロアのフロアマネージャーの椅子を手に入れました。
周辺機器専門の売場が欲しいと思っていた私は、「上が改装を考えているじゃない?」というデマを流しました。正確にはデマではなく、憶測ですが。
しかし、人は他人の話を最後まで聞かないし、聞いても覚えていないです。私が流したデマは「上が改装を考えている」として広まりました。その証拠に、この言葉を私は部下から聞かされて、思わず苦笑してしまいました。
店長やフロアマネージャーからしたら、自分たちに黙って改装を企画されるのはプライドが傷付きます。だから、本店の店長を中心にプロジェクトチームが作られました。改装するなら自分たち主導でやりたいと思うからです。
これで改装をするという流れは動き始めました。
後は、周辺機器専門のフロアを求めるお客様が多いと言うデマ、憶測を休憩時間や会議中の雑談の中で流しました。すると、周辺機器専門のフロアを作ろうという流れは止まらなくなりました。
それでも、たった一人だけ、「それではザコンと同じじゃないか?」と問題提起したフロアマネージャーがいました。しかし、お決まりの「現状維持は後退である」という言葉によって潰されてしまいました。彼も抵抗勢力と言われたくなかったのでしょう。
フロア構成上、私が自分のフロアを失うことになるため、周辺機器フロアのフロアマネージャーの椅子は私のモノとなりました。
そのフロアで、ストレージの売上でアキバナンバー1になったのはいい思い出です。
まとめ
主張は抵抗されます。しかし、疑問文や第三者の伝聞はカンタンに抵抗を突破できます。
くれぐれも悪用厳禁でお願いします。今のご時世、下手すると社会的信用を失うことになりますからね。
あくまでも、あなたがほしい結果を得るためにだけ、使ってください。
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