バーコード決済は怖い?
残念ですが、7payの失敗のせいで、「バーコード決済は怖い」という人が増えました。ただでさえ、インターネットは個人情報がダダ漏れと言う誤解がある上、「ITに疎い?」と言われる人がネットを使わなくなってしまうかもしれません。
しかし、インターネット上で収集される個人情報の正規の使い道は広告です。自分の個人情報を元に、自分が興味を持つ商品を教えてくれるモノです。私は便利としか――それどころかまだまだ精度が低すぎます――思わないので、これを怖いと思う商売人が理解できません。それとも、自分が広告に反応してしまうことが怖いのでしょうか?
そんなはずはありません。商売人は広告に反応させるのに苦労する人種です。そんな人を反応させる広告は私たちにも参考になるはずだからです。もっとも、自分の購買意欲のコントロールに自信がないなら仕方ありませんが。
それでも、バーコード決済の流れは、政府の後押しと、激しい競争もあり、必ず主流のトレンドになるでしょう。そうなったとき「自分は使わない」とお客様に言えるでしょうか?
私はムリです。自分が「怖い」と思うモノを、他人に、しかもお客様と奉る人に勧めるなんて、人としてやっちゃいけないことだと思うのです。
PayPayを勧める理由は人
もし、あなたの店が、まだバーコード決済を導入していないなら、PayPayを勧めます。正直言うと、PayPayの営業マンは知らないのですが、ソフトバンクの営業マン――PayPayはソフトバンクの関連会社です――は本社だけでなく、現場にも足を運んでくれます。
私が現役の頃、問屋の中には本部のバイヤーにしか顔を出さない営業マンがいました。本来、チェーンストアならそれでいいのです。
しかし、現場から本部へ上がる情報は目詰まりしている店が圧倒的多数です。したがって、情報が取引先まで届かないのが普通です。これを放置しておくと、現場からの反発を招き、取引先にも被害が及びます。自分の責任ではないところで取引中止に追い込まれた取引先は両手では足りないくらい知っています。現場は怒らせるとヤバいのです。
この辺りの機微をよく理解しているのがソフトバンクの営業マンです。
私がいたパソコン専門店は、全国に19店舗展開していました。本来ならバイヤーのいる神田のオフィスだけ訪問していればいいわけです。しかし、ソフトバンクは19店舗すべてに担当営業マンを付けていました。しかも、ほぼ毎日営業マンは回ってくるのです。本部としても現場とのやり取りが減って楽になるというメリットもあります。
ソフトバンクは企業イメージとは裏腹に営業力に優れた企業と言えるでしょう。と言うか、孫さん自身が凄腕の営業マンだし。
そんなわけで営業マンが現場の話を聞いてくれるという理由だけで、PayPayの導入をお勧めします。
ただ、PayPayにコンタクトを取る前に、あなたがPayPayを使うのが先です。いつも利用するコンビニの支払いをPayPayに変えてみてください。それが誠意ってヤツです。
自分でPayPayを使ってから、こちらでPayPay加盟店の申し込みを行いましょう。今なら無料で設置できます。
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