「ダメだったら元に戻せばいい」?

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本当に戻るならいいのですが…。

おはようございます、店長養成講座の小宮秀一です。

「ダメだったら元に戻せばいい」とは、現状を変えようとする人間がよく使う台詞です。

主に命令する側が言うことが多いです。大抵次のように使われます。

「うまく行くかどうかなんて、やってみなければわからない。まずはやってみよう。ダメだったら元に戻せばいいんだ」

現場が強く反対していることを推進するとき、切り札としてこの台詞が出てきます。

あなたの店でもこんなことありませんか?

でも、カンタンに納得してはいけません。なぜなら、たとえダメだったとしても元に戻すことはないからです。

あるパソコン専門店の話

不振に陥ったあるパソコンショップがありました。立て直すために大手小売店出身の社長が雇われました。

デパートやGMSでは書籍はシャワー効果を狙って上の階に配置します。と言うか、これがセオリーのようです。

ところが、パソコン専門店では書籍を1階に配置することが多いです。これにはちゃんとした理由があるのですが、本題とは離れますので割愛します。

社長は、セオリーを無視した「1階が書籍」が気に入らないようで、最上階の5階に移転することを役員会で提案しました。

すると、予想外に反発され、その時、この伝家の宝刀の台詞が使われたそうです。

「うまく行くかどうかなんて、やってみなければわからない。まずはやってみよう。ダメだったら元に戻せばいいんだ」

改装した結果は?

書籍を5階に移転してどうなったでしょうか?

結果は失敗でした。売上は下降することはあっても上向くことはありませんでした。

「うまく行かなかったら戻せばいい」。では、書籍の売場は1階に戻ったのでしょうか?

いいえ、書籍の売場が1階に戻ることはありませんでした。

売上が下がったのに、なぜ、書籍は1階に戻されなかったのでしょうか?

カンタンです。「書籍を5階にしても売れなかった」と誰も認めなかったからです。

言いだしっぺの社長は面子があるのでもちろんですが、苦労して改装した現場も、自分たちの労力が無駄だったなんて認めたくないのです。

元に戻すことはあり得ない

実は私も、新人時代から100回以上この台詞を聞いていて、正直言って私も使っていますが、ダメだったときに元に戻したことは1回もありません。

世の中、改革とか、変革とか、チェンジとか言っている方がカッコ良く見えます。それどころか、現状を維持しようとすると、抵抗勢力扱いされます。

が、しかしです。ダメでも元に戻すことなんて、決してないのです。なぜなら、人は失敗を認めないからです。

カンタンにリセットできるなんて、フルーツパフェよりも考えが甘いです。

あなたが「今のままの方が良い」と考えるなら

それでも、もし、あなたが「今のままの方が良い」と考えるなら方法があります。

それは、元に戻す保証を取ることです。

保証とは、たとえば、売上、粗利が変更前を3%上回ることができなかったら元に戻すという言質を取って議事録に残すことです。

言質を取るだけではダメで、必ず議事録に残してください。公式な記録に残っていないと、言った言わないの水掛け論になってしまいます

この保証を取る方法、変えて上手く行ったら何の問題もありません。誰が反対したかなどスグに忘れられるからです。

一方、変えて失敗したら大変です。推進した人の面子を、言い訳の余地なく潰すことになります。元には戻りますが、あなたの立場が悪くなるかもしれません。

その意味では「一度変えたら二度と元には戻らない」と言えるかもしれないです。何かを変えようとするときは覚悟が必要でしょう。

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