オーナーは舌打ちをして「帰っていいよ」と言った

私が彼の聞きたいことを言わなかったからです。

おはようございます、店長養成講座の小宮秀一です。

3月に実施した無料コンサルのネタがまだあります。

今日の話は、コンビニオーナーとの無料コンサルでの出来事です。

「開店から4年、一度も前年をクリアしたことがない」との相談でした。カンタンに言うと、1年目をピークに売上がじり貧だと言うことです。

コンビニオーナーさんは多い

店が多いせいか、コンビニオーナーさんの申し込みは多いです。実際、私のクライアントさんにも何人かいらっしゃいます。

ただ、私のクライアントさんの場合、コンビニ自体を集客商品にして、DMや電話、訪問で利益商品を売るスタイルです。したがって、コンビニの粗利率に一喜一憂する必要はないわけです。利益の多くはコンビニ以外から上がるからです。

無料コンサルを申し込んできたオーナーさんは、もちろん、そんなレベルではありません。

売場はひどい有様

「開店から4年、一度も前年をクリアしたことがない」店の売場がどんなモノか、店長養成講座で学んでいるあなたには想像がつかないかもしれません。

事前に見せてもらいましたが、それはもうひどい有様です。

駐車場にはゴミが落ちていて、フロアマットは薄汚れ、灰皿は吸い殻で満杯、店頭のガラスは雨の跡とセロテープを剥がした後が残り、外から見える雑誌の什器は空っぽ、床は傷と泥で汚れ、買い物カゴの取っ手はベタつき、棚はスカスカで商品より什器が目立ち、値札が付いていない商品が売場にあるという具合。

売れない理由、でかすぎ!

これで売れたら奇跡です。それどころか、いつ契約を切られてもおかしくないレベルです。

私は「オーナーは自分の店の状況をどう考えているのだろう」と単純に興味が湧きました。そこでコンサルの定番の質問をしてみました。

「どうして売れないのだと考えていますか?」

すると出るわ出るわ、でかい話が。

彼曰く、アベノミクスの失敗で景気が悪い、少子高齢化で人口が減っている、人手不足でろくな人材を確保できない、と、「あんたはトヨタの社長か!」と突っ込みたくなる理由のオンパレード。

商圏が5分以内の店に、景気も少子化も関係ありません。それが理由になるのは全国展開しているチェーン店の社長だけです。

サラリーマン気質

脱サラしてコンビニオーナーになった人に多い、典型的なサラリーマン気質です。

サラリーマン気質とは、悪いことを全部人のせいにする気質のことです。決して自分が悪いと考えないのがサラリーマン気質です。

こういう人は、たぶん、「コンビニオーナーは楽そう」と思って商売を始めたのでしょう。

自分で営業回りしなくても、勝手にお客が来て買っていく。マーケティングや物流、商品開発など、面倒なことは全部本部がやってくれる。自分が生活するくらい稼げればいいし、万が一売れなくても最低保障がある。こんなことを考えていたのでしょう。

私のアドバイス

私のアドバイスはあなたの予想通りです。

「まずは店をきれいにしてください。すべてはそれからです」

オーナーさんが聞く耳を持っていないことは明らかでした。私に聞こえるように、わざと大きく舌打ちをしました。そして「帰っていいよ」と言って席を立ちました。私が彼の聞きたいことを言わなかったからです。

私は可能な限り丁寧な挨拶をして店をあとにしました。私も失礼な返事をしたら彼と同じレベルに落ちてしまいますからね。

このコンビニオーナーから学べることは、「景気や社会情勢を語る前にやるべきことをやれ」です。やるべきことをやっていないのに、人のせいにしていると、誰も助けてくれなくなるかもしれないです。

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