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セブンイレブンのネットコンビニは斬新ではない

2019 7/24
ストアオペレーション
ネット通販
2018年5月16日2019年7月24日
小宮秀一
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結局、このシステムを動かすのは人です。セブンイレブンに人は動かせるのでしょうか?

おはようございます、パワー店長養成講座の小宮秀一です。

日本経済新聞によると、セブンイレブンがネットコンビニというサービスを始めるとのことです。

ネットコンビニと言っても、アマゾンのように物流センターから届けるのではなく、店舗の在庫を使うようです。

このネットコンビニに関する成否についてはメディアやジャーナリスト、評論家によって真っ二つに分かれているようです。

成功するとみているのは、店舗を持つ小売業に縁のある人たちです。大手小売店を取材していた記者、ライター、また、大手小売店出身のジャーナリストが多いです。

彼らはセブンイレブンのすごさを身を以て知っています。成功するまで続けられる体力があると知っています。

セブンイレブンはオムニセブンと言うネット通販サービスで失敗しています。

彼らはオムニセブンの失敗を品揃えが散漫だったことが原因だと考えています。しかし、今度は得意の分野、コンビニに絞り込んだから成功するとみているようです。

一方失敗するとみているのはネット通販に縁のある人たちです。アマゾンや楽天を取材している記者、ライターやインターネットマーケティングを生業としている人です。

彼らはオムニセブンの失敗を品揃えの貧弱さにあるとみています。だから、コンビニ程度の品揃えでうまく行くわけがないと思っています。

面白いのは同じ品揃え(コンビニのアイテム2800点)を、一方は良しとして、もう一方は無しとしている点です。

私はネット通販に参入するのに専門化するのは悪くないやり方だと思いますが。

しかし、私が気になっているのは次の点です。

どこが斬新?

今回は「店舗を在庫拠点とみなす」(新居統括マネジャー)という斬新な視点で、ネット通販への再挑戦を目論んだわけが、新たなビジネスモデルを確立することができるだろうか。

これは日経の記事をそのまま引用しています。

「店舗を在庫拠点とみなす」のが斬新ですって?

この記者がセブンイレブンか、せいぜいグループ会社しか見てないのは明らかです。なぜなら「店舗を在庫拠点とみなす」のはリアル店舗がネット通販に参入するときの常道だからです。物流拠点を設けるよりはるかに安上がりだし。

私がいた店もこのやり方でネット通販をやっていました。

ただ、これ、売場にとっては迷惑以外の何物でもなかったのです。

売場には迷惑な仕組み

通販の売上は店の売上になりました。そこはいいです。しかし、必ず店に在庫確認の電話が掛かってきます。

「POSの在庫データが当てにならない」と言うのもあります。しかし、それより大きい理由は、お客様が買い物カゴに入れて精算していない場合は、在庫から引き落とされないからです。

コンビニの商品で言うと、POSデータ上は鮭のおにぎりが5個あったとします。しかし、5人のお客様が買い物カゴに入れていたら、在庫はゼロです。本当に5個あるのか、店に確認しなければわからないのです。

そのため、ネット通販で注文が入る度、店に在庫確認の電話が掛かってきます。

その度に、電話を受けた人が売場に行ったり、倉庫に行ったりして、確認しなければなりません。その間、電話を受けた人間は接客できません。

彼が売場にいたら20万円のPCを売ることができます。それとネット通販で5980円のインターフェイスを売るのとどっちらがいいかは言うまでもないでしょう。

セブンイレブンはどう対処する?

セブンイレブンのネットコンビニがこの辺りをどう対処できるのか?

対処できなければオーナーさんに拒否されてネットコンビニは終了でしょう。

結局、このシステムを動かすのは人です。人をどれだけ気持ちよく働かせることができるかです。セブンイレブンのネットコンビニの成否はココにあると私は思います。

ただ、私が知る限り、セブンイレブンは現場の声を聞かないことで有名なのですが。それともカリスマがいなくなってセブンイレブンも変わったのでしょうか…。

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小宮秀一
主宰
パワー店長養成講座主宰。小売店向けに集客と販売を教えている。20年間アキバでパソコン販売に携わる。23才で個人売上年間1億円を達成。27才で売場主任、その後、7つの売場責任者と2つの店舗の店長を務める。最初の店長のときは年商25億円の店をゼロから立ち上げた。小売店の売上アップのテクニックを公開します。
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