一言で言うと時代が変わったからです。
おはようございます、パワー店長養成講座の小宮秀一です。
メルマガで「あなたのお悩み」を募集していたら、集客や売上と同じくらい多かったのが求人です。
「人が足りない、募集しても来ない」というお悩みです。
4~5万円で求人広告を出しても電話すら掛かってこないと言う人もいました。
そういう人に考えてほしいことが2つあります。
一つのメディアに頼りすぎてないか?と言うことと、時代の変化において行かれているのでは?と言うことです。
使えるメディアは全部使う
まず、求人には無料で使えるモノがあります。
たとえばハローワーク。お役所なのでいろいろ面倒事が多いのが難点ですが。
私が求人を出した時は完了までに3時間かかりました。
それでも確実に応募があります。無料なので出しておいて損はないです。
次に、学校の掲示板への掲示、公民館、図書館など公共施設の掲示板も無料です。
あと、チラシを配っているなら求人広告も載せましょう。
また、店内に求人広告を貼るのもいいでしょう。
店頭に貼る場合は、販促物の邪魔にならない場所に貼るようにしましょう。店頭は売るための場所だからです。
あなたのお店のウェブサイトにも求人情報は載せましょう。
その次に、有料の求人広告を使います。
若い人がほしいなら、雑誌メディアより、ネットの求人サイトの方が集まりやすいです。
それでも応募がない?
ココまでやっているのに応募がない場合、あなたのお店の求人広告が時代の変化についていけてないのかもしれません。
求人は、買い手市場から売り手市場に変わってしまいました。
それに気づいてないか、気づいていても以前と同じやり方をしているから求人が来ないのです。
たとえば、あるお店の求人広告に「責任感のある人」という条件が載っていました。
こういう上から目線の条件は、買い手市場だったらよかったかもしれませんが、売り手市場の今は求職者から無視される原因の一つです。
「責任感のある人」と言う条件は、この広告主が今「責任感のない人」を抱えていることを意味しています。
そういう広告主は「マネージメントに問題を抱えている」と考えるのが普通の感覚です。
そもそもどうして責任感のない人を雇ってしまうのでしょうか?
・オーナー、店長が人を見る目がない
・人手が足りなくて誰でもいいから採用した
いずれにしろ、安心して働ける職場ではないことがわかります。
ちなみに私はこんな条件、思い付いたことすらありません。
責任感がない人が求人に応募してくる方が問題でしょう。
または、店が責任感のない人に変えてしまうのかもしれないですし。
こういうことを書くとまた「あなたは部下に恵まれていただけだ」と言われそうです。
選ばれるのは私たち
今は、私たちが人を選べる時代ではないと認めるのが第一歩です。
「責任感のある人」と言うような選ぶ立場の物言いは、それだけでスルーされてしまいます。
今、選ぶのは求職者です。
アルバイトやパート候補の皆さんに選んでもらわなければならないのです。
そのためにはどうしたらいいのでしょうか?
考え方はお客様を集めるのと一緒です。
店の集客は、まず、店があることを知ってもらって、次に「来店したらあなたにはこんなメリットがあります」と言うのが流れです。
同じことをアルバイトやパート候補の皆さんにすればいいのです。
アルバイト、パートさんのメリットは?
「私の店で働くと、あなたにはこんなメリットがあります」と言えばいいのです。
たとえばコンビニの場合、ネットニュースのイメージで言うと、次のようなネガティブな事実があります。
- 試験前でも休めない
- 急な休みの場合は自分で変わりを見つける
- ノルマが達成できなければ自分で買わなければならない
- 違算を出したら弁償しなければならない?
事実かどうかわかりませんが、コンビニに求人が集まらないのはこうしたイメージが原因でしょう。
だったらこんなメッセージはどうでしょう。
- 試験前でも休めない?
いいえ、休めます - 急な休みの場合は自分で変わりを見つける?
いいえ、それは店長の仕事です。 - ノルマが達成できなければ自分で買わなければならない
いいえ、目標はありますが、自分で買うのはNGです。 - 違算を出したら弁償しなければならない?
いいえ、そんなことあり得ません!
でも、ほとんどの店がこうした変化をわかってないのです。だから、どこの店も似たような広告になってしまうのです。
それじゃ目立てないですって!
いろいろ規制があるのはわかります。だったら規制のない場所で求人すればいいのです。
今、求人はネットで探す人が多いです。
あなたのお店はウェブサイト持ってます?
持っているなら、働く人のメリットを書いた、求人広告を載せてます?
それなら、すべての求人広告にあなたのウェブサイトの求人広告のアドレスを掲載して、求人活動をしましょう。
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