おはようございます、パワー店長養成講座の小宮秀一です。
恥ずかしい話ですが、私が最初に店長をやった店には顧客リストがありませんでした。
私は顧客リストの価値を知っています。
だから、お客様の連絡先は必ず書いてもらうように指示していたし、連絡先の書かれた書類はすべて保存していました。
ただ、当時の私は新人店長、店を毎日動かすだけで精一杯でした。
そのため、2年目、前年の7掛けまで売上が落ちた時、私に打ち出の小槌はありませんでした。
だから、ほぼ1年をムダにしてしまったのです。
しかし、次に店長をやった店には顧客リストがありました。
私はそのリストに売り込むことで「半年以内に30パーセント売上を上げろ!できなければクビ!!」というミッションを3ヶ月で達成できたのです。
「うちの客単価知ってる?」
こういう話をすると「は~? あんた、うちの客単価知ってる?」と切れ気味に質問されることがあります。
実は、先日、ある会合でお目に掛かった、某FCのフランチャイジーの社長さんにも言われました。
「5~600円くらいですか?」と私。
それを聞いた社長、勝ち誇ったように「そう。その客単価で顧客リスト作ってどうするの?」。
驚きました。今時こんな考えをする経営者がいるとは!
確かに、顧客全員が600円しか買わないなら、顧客リストを作っても、何もできないでしょう。
でも、お客様には3,000円買う人もいるのでは? あるいは10,000円買う人も?
そしたらできることが増えるでしょ?
で、そういう高額商品を買うお客様ってどんな人だかわかります?
お得意様でしょ?
間違っても、今日初めて来店したお客様がいきなり高額商品は買わないです。
だって信用できないから。
高額商品を買うには店への信用が不可欠なのです。
信用はカンタンに作れるモノではありません。
何回か店で買い物した後でなければ信用は生まれないのです。
つまり、高い商品を買うお客様はお得意様と言うことです。
要は、高い商品を売れば顧客リストを作る意味があるわけです。
それとも高い商品は売りたくないのとか?
お得意様が誰かわからずに商売できますか?
私はもう二度とあんな苦労はごめんです。
あなたは顧客リストの価値、わかってますよね?
だったらあなたはこの社長より商売をわかっていると言うことです。
あなたはこの社長を笑う資格があります。
社長はどうしたのか?
気になっている人がいるかもしれないので、社長のその後を。
「そう。その客単価で顧客リスト作ってどうするの?」と言う質問に対し、私は何と答えたのか?
「そうですか」です。
私は社長に顧客リストのメリットを説明しなかったのです。
なぜなら、私は無料でアドバイスはしないので。
え? ココも無料ですって?
もし、そう思うなら、あなたも社長のことは笑えませんよ。
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