「お客様が邪魔だ」と思ったら、必ずコレを思い出してください。
あなたは「人を見たらお客と思え」って言葉、知ってます?
コレ、「人を見たら泥棒と思え」をもじったモノです。
意味は人がいたら必ずお客様がいると言うことです。
私は新人の頃、先輩に教えてもらいました。
しかし、私たちは、せっかく多くの人が群がるモノを見つけても、それを提供するどころか排除してしまうことがあります。
え、信じられませんか?
おはようございます、パワー店長養成講座の小宮秀一です。
私の知っている例を紹介しましょう。
2つの食品スーパー
似たような売場面積を持つ2つの食品スーパーがありました。この2つの店は同じ地域にあり、ライバル関係にあります。
その精肉売場での出来事です。
どちらの店も試食でサイコロステーキを提供していました。
そのサイコロステーキの試食に近隣の学校帰りの高校生が列を作ります。
片方のスーパーの責任者は「奴らは買わないから試食は無意味」と、この時間帯の試食を中止するようにしました。
もう片方のスーパーの責任者は「商品にしたら売れるんじゃないか?」とワンコインで買えるミニサイコロステーキを企画しました。
あなたならどちらの方法を選びますか?
当然後者を選択しますよね。
ミニサイコロステーキは学生向けにヒットして、片や学生客がいなくなりました。
第三者としてみると、後者の取り組みをするのが当然です。
しかし、当事者となると、目先のことに囚われて、肝心なことが見えなくなってしまうモノです。
試食を中止した責任者をバカにするのはカンタンです。
でも、この試食品はタダではありません。費用対効果を考えたら、単純に彼の決断を責めることはできません。
ただ、もし試食を中止した責任者が責められるとしたら、多くの人(この場合は高校生)が群がっているモノを目の前で見ているのに、全くそれに気づかなかったことです。
商売人マインド
彼には商売人マインドが欠けていたのです。
彼が持っていなければならなかったマインドは、「人を見たらお客と思え」と言う商売の大原則です。
私たちは仕入れれば何だって売れるんですからね。
もしあなたの心の中で「お客様が邪魔だ」と少しでもよぎったら、「人を見たらお客と思え」と言う言葉を思い出してください。
あなたは金脈を掘り当てたのかもしれないからです。
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