「出てくるかな?」と思ったら案の定、出てきました。
おはようございます、パワー店長養成講座の小宮秀一です。
9月22日に「直属の上司とうまくいかない理由」という記事を書きました。
公開した後、自分で読んで「誤解を招くかな?」と思いました。
そしたら案の定、誤解するバカが出てきました。
「やはり、悪いのは上司だったんだとわかって安心しました」と言うメールが3件届きました。
いいえ、それは違います。
3件のメール、それぞれ内容は違いますが、話の流れは同じです。
- 上司とうまく行かない
- 自分には心当たりがない
- 記事を読んで「なるほど」と思った
- 問題は上司にあったのだ!
あの記事はあなたたちのような人に向けて書いたのではありません。
あなたたちは、悪いことを他人のせいにしています。
あの記事は、他人のせいにしない人のために書いたのです。
- 上司とうまく行かない
- 自分の何が悪いのかわからずに悩んでいる
そういう人のために、上司に問題があるケースを取り上げたわけです。
悪いのは他人(自分は悪くない)
「自分には心当たりがない」と考えるメンタリティーこそ、「他人のせい」にする典型的なタイプです。
私はそういうヤツが大嫌いです。かつての同僚にもたくさんいました。
「給料が安いからやる気にならない」
そう言っていたヤツは、手当が5万円付いたとき、やる気になったと思います?
もちろん、ノーです。やる気がないのは給料のせいではなかったのです。
「バイヤーが売れない商品ばかり仕入れるから売れない」
そう言っていた連中は、同じ商品を売っていながら、前年2桁アップした2つの店舗のことはどう思っていたか?
そんな店、存在しなかったように振る舞いました。
このように、他人のせいにすると、目の前にあるモノが見えなくなるのです。自分で自分をだますとはこのことです。
他人のせいにする前に、まず、自分は本当にベストを尽くしたかを考えた方がいいです。
開店以来最低の売上を記録した理由
私が2回目に店長をやった店は夏商戦で開店以来最低の売上を記録してしまいました。
他人のせいにするなら、社長の余計な一言でチラシが入らなかったことが挙げられます。
それまでは最低月一回、繁忙期は2~4回チラシを入れていたからです。
しかし、私はベストを尽くしたか?
そう問われるとイエスとは言えないです。
春商戦はクビが掛かっていました。
営業本部長に「半年以内に30%売上を上げろ!できなければクビ!!」と言われて店長の辞令を受けたのです。
だから、必死でした。
販促のアイデアはすべて私が考えました。
現場がアホでも運用できるようにしました。
DMの印刷、発行も私が実行していました。
まあ、コレだけやって売れなかったら仕方ないというレベルまでやりきりました。
結果、30%の売上アップは3ヶ月で達成しました。
一方、夏商戦は?
私は営業本部長から与えられた使命を達成したことで気が緩んでいました。
やるべきことをやっていなかったのです。
やるべきこととは基本の徹底です。
数ある基本の中で、もっとも最低限の基本が、指示を実行すること。
この店はそんな最低限の基本もできていなかったのです。
この店が開店以来最低の売上を記録した理由は、基本ができていないことです。
春商戦は、基本ができていない状態でお客様を増やしたのです。私はやったのは悪評を広めただけだったのかもしれません。
あなたはベストを尽くしましたか?
他人のせいにするより「自分はベストを尽くしたか?」、こう考える方がはるかに成長できると思います。
ところで、上司とうまく行かない理由、部下の側はたぶんコレです。認めたくないと思いますがね。
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