”りんごと温州みかんが大好き!”さんから「私が出来ることは何なのか、教えて頂きたいです」という質問を頂きました。
”りんごと温州みかんが大好き!”さんは食品小売店で働く社員さんです。
しかし、前職では3年間、店長を務めています。
そのときの経験から、今の会社と今の店長のダメなところが目に付いてしまうそうです。
おはようございます、パワー店長養成講座の小宮秀一です。
”りんごと温州みかんが大好き!”さんのメール
そんな残念な会社の残念な店長の下で働いているのが現状です。
会社を辞めてしまえば楽だとは思います。
しかし、私は何としてでもこのお店を良くしたいと考えています。
当店の次期店長になって、お客さんに喜んで頂けるような、そして従業員が満足して働けるようなお店にしたいと熱望しています。
この中で私が出来ることは一体何なのか、是非教えて頂きたいです。
私も同じでした
私も会社を移ったときにまったく同じことを感じました。
売上規模は移った先の店のほうが10倍大きい。しかし、店の急成長にマネージメントが追いつかず、あらゆる部門が混乱していました。
- 棚卸差異が億単位で出ていました。
- 接客マナーがまるでなっていませんでした。
- 売場が荒れ放題でした。
- 何が売れているのかを、在庫の減り具合で判断していました。盗まれたのかもしれないとは誰も考えませんでした。
- 発注がどんぶり勘定で、在庫は味噌も××も一緒でした。誰でも自由に発注できて誰も管理していませんでした。
- 幹部ミーティングの伝達事項が現場に伝わっていませんでした。誰もメモしてないからです。メモを取っていたのは私を含めた、移った組だけ。社長に感心されて、こっちが驚きました。
私も前職でマネージメントをやっていました。移ったばかりの頃、あまりのひどさに呆れました。一時は辞めようと思いました。
しかし、私を思いとどまらせたモノがありました。
私を思いとどまらせたモノとは?
それは現場が混乱していることです。
私は現場の混乱は歓迎です。売るためにはたくさんの手を打たなければならないからです。つまり、現場が混乱しないのは打つ手が不足していると言うことです。現場が混乱しないようでは売れるわけがありません。
前の会社では「販促やり過ぎ」といつも言われていました。でも、ココなら元々混乱しているのです。販促をやり過ぎたってどうってことないです。
それなりの立場になったら楽しそうだと思いました。私は一セールスマンとして結果を出して待ちました。
3ヶ月後、私はフロアマネージャーに抜擢されました。
楽しみなことはありませんか?
”りんごと温州みかんが大好き!”さんは、今のお店に楽しみなことはありませんか?
もし、楽しみなことがないなら、辞めた方がいいかもしれません。一方、楽しみなことが一つでもあるなら、続けた方がいいでしょう。
次期店長を目指すには、まずは結果を出して、店長に認められることです。場合によっては取り入るための駆け引きも必要かもしれないです。
「バカに取り入るのはプライドが許さない」と言うかもしれません。でも、そのくらいの腹芸もできないようでは実は採れないです。そもそもこの世の中、バカの方が圧倒的に多いんですから。
- 注)ココで言うバカとは店作りを知らない人、知ろうとしない人という意味です。頭の善し悪しではありません。それだったら私もバカさでは負けないです。
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