「質の悪いお客」まで「お客様」と言いたくはないです。
おはようございます、パワー店長養成講座の小宮秀一です。
元アキバの電気屋の店長が言うのは説得力がありませんが…。
安易に値引きしてはいけません。
値引きはしないですむならしない方がいいです。
なぜなら、値引きのデメリットは店へのマイナスの影響が大きいからです。
値引きのデメリットは主に2つあります。
値引きの2つのデメリット
一つは、質の悪い人を呼び寄せること。
質の悪い人とは扱いに困る人です。
難癖に近いクレームを付ける、「オレは客だぞ」とわがままを言う、店員に罵詈雑言を浴びせる等々。
なぜ、値引きすると質の悪い人が集まるのでしょうか?
このタイプの人は「自分が得することがすべて」という人だからです。
他人の得は自分の損と考える人です。
相手が少しでも得をすることが許せないです。
だから、普通の人間ならしないようなことを平気でするわけです。
もし、あなたがこのタイプの人で困っているなら原因は安易な値引きにあるのかもしれません。
もう一つのデメリットは、お得意様の満足度を下げてしまうことです。
お得意様は価格以外の価値を感じてあなたの店で買い物をしています。
それでも、自分が先週買った商品が値引きされていたら?
だまされたように感じるでしょう。
値引きで信用を失うわけです。
だからと言って、値引きをしないというのももったいないです。
値引きをすればお客様が集まり、売上も上がります。
特売が廃れないのを見れば明らかです。
私たちは質の悪いお客はいらないし、お得意様の信用も失いたくない。
でも、お客様も売上も欲しいのです。
そんなうまい話はないのでしょうか?
質のいいお客様も、売上も、どっちも欲しい?
「理由が必要だって言うんだろ?」
いやいや、パワー店長養成講座でそんなありきたりな結論を書くわけがないじゃないですか!
理由は確かにほとんどの場合効果的です。
しかし、理由には質の悪い人が集まるのを止める力はありません。
質の悪い人が来ないようにするには理由だけでは足りないのです。
ではどうすれば?
値引きする代わりに見返りを求めることです。
質の悪い人は見返りなんてとんでもないという人です。
質の悪い人を排除するには見返りを求めればいいです。
条件を付けると言ってもいいです。
たとえば、「セール価格で買うにはポイントカードの入会が必要です」という具合です。
このように訴えると「どうしてポイントカードを持たされなきゃならないんだ?」とクレームが付きます。
こういうのをお客様の声だと勘違いしないで下さいね。
他でもない、このクレームの主こそ質の悪い人です。
当然、こんなクレームは無視です。
質の悪い人とは付き合わない方が賢明ですからね。
質の悪いお客様はいらないし、お得意様の信用も失いたくない。
でも、お客様も売上も欲しいなら、値引きするときは、理由を付け、見返りを求めましょう。
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