おはようございます、パワー店長養成講座の小宮秀一です。
右だ、左だ、上だ、下だ、といろいろ言われますがココに陳列すればまずはずれないです。
あなたは売りたい商品をドコに陳列していますか?
この場合の売りたい商品とは売れ筋とは違います。
今は売れ筋ではないけれど売れ筋に育てていきたい商品のことです。
このような商品はドコに陳列すればいいのでしょうか?
高さについては140~150センチのダイヤモンドゾーンと呼ばれる場所で決まりです。
コレは日本女性の平均身長160センチを元に割り出されたゾーンです。
人は近くのモノを見るときには目線より少し下を見ます。
身長160センチの女性の目線の下が140~150センチです。
この高さは自然に視線が集まる場所と言えるでしょう。
目立たせたい商品を置くのにぴったりの高さです。
高さと違って、諸説あるのが横位置です。
横位置を決めるときに引用されるのがZの法則です。
あなたはZの法則を知っていますか?
人に視線は左から右、そして上から下にZ字のように流れるというモノです。
多くの文書が、紙も電子も、この構造で作られています。
Zで視線を動かすと全体を把握しやすい身体に刷り込まれていると言えるでしょう。
たとえば、チラシの場合は、四隅に目立たせたい商品を配置するという具合です。
陳列にもZの法則が当てはまると考える人がいます。
興味深いのは、同じZの法則を根拠にしても意見が違うことです。
ある人は最初に見る右が目立つとか、別なある人は最後に見る左が目立つとか。
どっちもそれなりの説得力があります。
しかし、そもそも陳列にもZの法則は当てはまるのでしょうか?
私が売場で見てきた経験上、Zの法則が当てはまるかどうかは「お客様の状況による」と考えます。
お客様が買いたいアイテムが決まっている場合はZの法則が当てはまります。
たとえば、インクの棚からキャノンのインクジェットプリンタ用のインクを見つけるにはZ字で見た方が効率的です。
このような商品なら数が売れる商品を、最初に見る、左側に配置した方がお客様は買いやすいでしょう。
一方、特に買いたいアイテムが決まっていない場合はボーッと真ん中を見るコトが多いです。
たとえば、おにぎりを買いに来た場合。
どうしても鮭が食べたいのであればZの法則が発動します。
しかし、そうでない場合は?
売れ筋のおにぎりを右、左、中央に置いたときの変化を調べたことがあります。
すると、左右に置くより、中央に置いた方が売上は2~7%増えました。
ちなみに、左と右では左が1%多かったですが誤差の範囲かもしれません。
売れ筋の商品でさえコレだけ違うのです。
「売りたい商品はダイヤモンドゾーンの中央に置く」でいいでしょう。
追伸
メルマガには、売りたい商品を目立たせることができる、もう一つのカンタンな方法を書きました。
短い記事でスグに読めます。今スグ目を通して下さい。
メルマガではブログでは読めない、店作りに役立つ記事も掲載しています。
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