おはようございます、小宮です。
あなたのお店、エンドにはどんな商品を置いていますか?
もしかしたらエンドに置く商品は本部指示という店もあるかもしれません。
たとえそうだとしても、エンドには置いてはいけない商品があります。
エンドに置いてはいけない商品とは特売品です。
なぜ特売品をエンドに置いてはいけないのでしょうか?
エンドが目立つ場所だからです。
売場レイアウトは目立つ場所を多く作るために行ないます。
だからと言って、売場のすべてを目立つ場所にすることは不可能です。
目立つ場所は目立たない場所があるからこそ目立つのですから。
お客様は見えない商品を欲しくなることはありません。
売り込むためには商品を見せる必要があります。
売場の中で、より多くのお客様に商品を見せることができる場所がエンドです。
エンドは売場の一等地と言えます。
そんな貴重な場所を特売品で使ってもいいのでしょうか?
特売品を売ってたっぷり儲かりますか?
それならオッケーです。
しかし、その特売品、粗利をギリギリまで削っているのではありませんか?
何だかんだ言っても値引きはお客様を集める、もっともわかりやすい手段ですからね。
特売品の目的は特売品を売ることではありません。お客様に来店して頂くのが目的なのです。
にも関わらず、儲からない商品を売ろうとするから儲からないわけです。
特売品をエンドで展開するのは経営資源の無駄遣いです。
特売品はゴンドラの下の段に大量陳列しておくだけで十分です。
特売品が買いたいお客様は探して買ってくれます。
ただし、売場の死角には置かないように気を付けましょう。たとえば主通路の反対側のエンドとか。
コレは「チラシの商品がない!騙された」となるのを防ぐためもありますが、特売品と定番商品をお客様に見せた方がより売れるからです。
百歩譲って、どうしてもエンドで展開しなければならない場合でも、特売品だけではなく、特売品より価値の高い商品も一緒に展開しましょう。
特売品は今スグエンドから撤去して下さい。エンドにはもっと儲かる商品を置いて下さい。
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