おはようございます、小宮です。
reiさんから「それでもなぜ、家電量販店の店員はスペックばかり説明するのでしょうか?」という、呆れ半分の質問を頂きました。
reiさんは洗濯機が壊れたので家電量販店のYに行ったそうです。
そこで当たったのがスペックばかり説明する店員だったそうです。
reiさんのメールは次の通り。
店員の説明がスペックを言うだけで、それがどんな意味かを私の方から聞かないと教えてくれませんでした。
よくこんなので商売になると呆れてしまいました。
彼だって接客販売を知らないはずがないですが、なぜ、スペックばかり説明するのでしょうか?
お客は商品のスペックには興味がありません。
CPUがデュアルコアでも、クアッドコアでも、そんなことはどうでもいいです。それが自分にとってどう言う意味があるかを知りたいのです。
と言うようなことを私も2001年から言っています。もちろんコレは私が言い出したことではありません。ましてや、誰も知らない秘密のノウハウでも、米国生まれの画期的なノウハウでもありません。
ぶっちゃけ、モノを売る仕事をしていたら一度くらいは聞いたことがあるはずです。
にも関わらず、家電量販店の店員にはスペックを説明して終わり、と言うのが少なからずいます。
家電量販店の店員はバカばっかりなのでしょうか?
さすがにそんなことはありません。家電量販店の店員がスペックばかり説明するのはそれでも売れるからです。
どうしてスペックの意味を説明しなくても売れるのだと思います?
家電量販店のお客には一定の割合で家電マニアがいるからです。
家電マニアは店にとって大事なお客です。店に対する忠誠心が高く、たくさん買ってくれるからです。
家電マニアはスペックを聞くだけで意味づけができます。彼らには店員による意味づけなど余計なお世話どころか、迷惑なのです。
店員からすると、スペックさえしっかり覚えておけば、良いお客さんを捕まえられると言うことです。
それで売れるならわざわざ大変なコトしませんわね。
もちろん、ココでとどまるのは三流未満です。こんなやり方、他じゃ通用しないってわかりきってますからね。
セールスとは商品を使うことで「あなたができること」、「あなたがなれること」を伝えることです。
ま、ココが難しいんですけどね。
ただ、コレができればどこへ行っても、どんな商品でも売れるようになれます。
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