”ハタヤ”さんから「ベテラン社員が変わろうとしなくて困っています」というメールを頂きました。
人が変化を拒む理由にはいろいろあります。
だからと言って「変化を拒むヤツはダメなヤツ」とレッテルを貼るのは賛成できません。
「変化を拒むヤツはダメなヤツ」だったら抵抗する理由を聞こうなんて思わないでしょ?!
だって、ダメなヤツの言い分など意味ないじゃないですか?
“ハタヤ”さんからのメールは次の通り。
売上を立て直すため、新しいやり方(小宮注:具体的な内容はNG指定)を導入することになりましたが、ベテラン社員を中心に抵抗が強く、なかなかうまくゆきません。変わろうとしない人間を変えるにはどうしたらいいのでしょうか。。。やはり人を変えるしかないのでしょうか。。。
ベテランが扱いにくいのは確かです。しかし、だからと言ってベテランの持つ資産を捨て去るのはもったいないです。
何とかとベテランは使いようなのです。
まずは、どうして変化に抵抗するのかを聞いてみることが極めて重要です。
これはあるお店での話です。ベテランの抵抗にはこんな理由がありました。
ベテランになればなるほどたくさんの「新しいやり方」を経験しています。ところが「新しいやり方」でうまくいったコトはほとんどありません。
なぜか?
店が売れない理由は「やっていることが間違っている」からではないからです。当たり前のことができてないから売れないのです。
たとえば”ハタヤ”さんも「売場をきれいにしても売れなかった」から「4Sを止める」と言われたら「おいおい、それは違うだろ」となるはずです。
4Sなんて小学生でもできることです。そんなカンタンなコトもできないのに「新しいやり方」などできるわけがないのです。
あなたのお店、当たり前のことが高い質でできていますか?
もしできてないならベテランの抵抗はもっともだと思いますよ。
もっと他にやるべきことがあるはずです。
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