おはようございます、パワー店長養成講座の小宮秀一です。
あなたは「高い商品が売れない」と悩んでいませんか?
「高い商品が売れない」のは、増税のせいでも、不景気のせいでもありません。ましてや、お客様が安いモノしか買わないからでもありません。
「高い商品が売れない」のは私たちが売ろうとしていないからです。
「そんなバカな!」って思います?
先週、某有名ホームセンターでこんな体験をしました。
視察目的で訪れたホームセンターですが、そのとき、私、電気ひげ剃りを衝動買いしました。
今使っているひげ剃り、歯の端が欠けていて、角度が悪いと肌が血だらけになります。そんなんで「そのうち買わなきゃ」と思っていました。
電気ひげ剃り2,280円
そこに、ワゴン一杯に山積みされた電気ひげ剃り2,280円。
商売のプロの私も、コレじゃ~買ってしまうって!
ところが、恥ずかしながら、買って大失敗です。
家に帰って説明書を読むと、何と充電専用!
しかも、充電には8時間必要だと?!
と言うことは、朝、使っている最中に充電が切れたら?
歯の欠けた電気ひげ剃りで肌を血だらけにするか、そり残したまま家を出るか、カミソリで剃らなければならないわけです。
超が付くほど面倒くさがりの私にコレはあり得ないです。
普通なら「買って失敗した」で終わりにするところですが、コレは「ネタになる!」と思いました。
50分掛けてまたホームセンターへ
50分掛けてまたホームセンターに戻り、電気カミソリの売場を見てみました。
充電・交流両用&1時間充電で3,480円の電気ひげ剃りが売場にありました。
たった1,200円の差だったらこっちのを買ったのに!
この3,480円の電気ひげ剃りをもっと売るのはカンタンです。2,280円の隣に置くだけ。
POPを作れなくても、接客できなくても大丈夫。ただ、特売品の隣に置いておくだけ。
たったコレだけで、もっと売ることができます。
「安いのしか売れない」?!
でも、ワゴンに積まれているのは2,280円だけ。
これで「安いのしか売れない」って?!
そりゃ当たり前ですって。
高い商品を売りたいのなら商品を見せましょう。特売品はそのために使えばいいのです。
ちなみに、電気ひげ剃りは近所の家電量販店で、同じモノを、同じ価格で買いました。
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