おはようございます、パワー店長養成講座の小宮秀一です。
売場作りをする上で、どうしても生まれてしまうのがデッドスペースです。
正直言うと、デッドスペースをどうするか考えるより、ホットスペースに何を陳列し、どう展開するかを考えた方が売上につながります。
それくらいデッドスペースを何とかするのは大変なのです。
ただ、ある特定のデッドスペースに関しては活用の仕方がわかっています。
デッドスペースを何とかするには?
どのような構造の売場でも、デッドスペースになりやすい場所があります。
それが、角に当たる場所です。
売場の四隅、柱廻り、陳列台がL字に接する場所などが上げられます。
この理由は単純です。人は直角には曲がれないからです。
人が角を歩くときは直角ではなく弧を描きながら歩きます。すると、角のスペースが死角になり、デッドスペースになってしまうのです。
お客様の目に触れない商品はないのと同じです。だから、売れ筋でさえ売れなくなってしまうのです。だって、ないんですから。
このタイプのデッドスペースを活用する方法
このタイプのデッドスペースを活用する方法はカンタンです。
売場の四隅であれば、以下の図のように、陳列台を直角ではなく、斜めに配置するだけ改善できます。
ちなみに、店舗デザインのプロは、当然知っています。それでも、店側から指示されない限り左図で配置するそうです。なぜなら、右図だと店作りの素人に「スペースがもったいない」と怒られるからだそうです。
もしかして、あなたの売場も右図のようになっていませんか?
と言うことは、店作りに関わったのが素人と言うことです。
お気の毒ですが、それでもあきらめる必要はありません。要は、人間は直角に曲がれないという問題を解決すればいいのです。
そのためには、次のように、角からはみ出したコーナーを作ることです。
小さなワゴン(B台)、またはテーブル、そういうのがなければ、商品を積み上げるのでもいいです。
こうすると、この場所は、デッドスペースどころか、一躍ホットスペースに成り上がります。
まとめ
「人間は直角に曲がれない」パターンのデッドスペースは、以上のようにカンタンに解決できます。
それに、この方法は、デッドスペースをホットスペースに変えてしまうほどのインパクトがあります。
ぜひ、試してみてください。
コメント