おはようございます、小宮です。
お客と議論するのはバカです。
私たちの仕事はお客をやり込めることではありません。買ってもらうのが仕事です。
私もかつてそのバカの一人でした。
今日は、そんなバカにつける薬の話です。
この手のバカは大抵商品が大好きなヤツです。
商品によって言われ方は違いますが、パワーユーザーとか、マニアとか、オタクとか、廃人とか言われるヤツです。
こうした連中は雇わないという店もあります。
商品教育がしっかりできている店ならそれでいいです。
しかし、そんな店は1%もないでしょう。
商品に興味のないヤツをお金と時間をかけて教育するより、商品が好きなヤツを雇って勝手に勉強してもらう方がお金と時間を節約できます。
商品が大好きなヤツは、PCやゲーム、アニメやアイドルと言ったごく一部の商品だけにいるのではありません。
たとえば、コンビニで働いているアルバイトにはコンビニ(の商品)が大好きなヤツがいます。
彼/彼女は自分の店だけではなく、他社のコンビニにも出入りして情報を仕入れています。
誰に命令されているわけではありません。彼/彼女は、自分が好きだからそうしているのです。
これを業務命令でやらせることはできるでしょうか?
不可能です。
そんな連中を雇うデメリットが「お客と議論してしまう」ことです。
議論するだけなら被害は「売れない」だけで済みます。まあ、それも問題ですけどね。
もっと問題なのは、ヤツらは自分の知識に自信と誇りを持っているため、お客をやり込めて、最悪の場合は怒らせてしまいます。
クレームに神経を使う店長としては大きなマイナスポイントですが、逆に言うとデメリットはこれくらいなのです。
したがって、議論させないように教育すればいいとこ取りができるわけです。
「議論するな」と言ってもムダなので、議論にさせないためにYes-But話法を伝授しましょう。
Yes-But話法なら、お客の考えを正面から否定することにはならないので議論にはなりにくいです。
お客から「Macはソフトが少ないからダメだ」と言われて、
店員「そんなことないです。Macじゃないと使えないソフトもありますよ」と答えるのではなく、
「はい、確かに。Windowsと比べるとMacはソフトが少ないです。しかし、デザインや音楽、映像分野にはMacじゃないと使えないソフトがたくさんありますよ。」と答えるようにするのです。
普段の会話から教育係が注意すれば自然とマスターできます。
お客と議論するバカにぜひ指導してやってください。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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