おはようございます、小宮です。
原発事故がらみでよく聞く「隠ぺい」と言う言葉。
失礼な質問ですが、あなたは隠ぺいしていませんか?
行政機関や大企業だけの話だと思ったら大間違いです。どのような企業でも組織でも起こっていることです。まあ、事の大小は違いますが。
隠ぺいが厄介なのは当事者に自覚がないことです。
たとえば、あなたは店に持ち込まれたクレームをすべて上司に報告していますか?
まあ、ほとんどの人が報告してないと思います。
それはどうしてでしょうか? なぜ、すべてのクレームを報告しないのでしょうか?
自分の評価が下がるから?
これが隠ぺいを生む原因です。自分の身を守ろうとして会社に損害を与えるパターン。これはわかりやすいですね。
しかし、保身なんてまったくそんな気がないのに隠ぺいしてしまうことがあります。
それは、クレームを店で解決した時です。
解決したクレームはなかったことになりがちです。なかったんですから当然報告もしません。
でも、クレームは解決したら終わりなのでしょうか?
そんなはずはありません。
クレームが商品に起因するなら、販売時に注意を促すなどの対策を打てるはずです。あるいは、メーカーに改善を促すことだってできるはずです。
それができるのはクレームが報告され、全社で共有されてこそです。
とはいっても、「クレームは財産」などときれいごとは言いません。
意図しない隠ぺいの首謀者にならないために、悪い情報は素早く上司に報告しましょう。もちろん、証拠が残るように文書で。
本当に自分の身を守るとは、悪い情報を隠すことではなく、一人で抱えないことにつきるのです。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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