あるか、ないかで言ったら、ないです。
おはようございます、パワー店長養成講座の小宮秀一です。
大輔さんから次のようなメールを頂きました。
売れる陳列の仕方を知りたいです。今回は色についてです。よく洗剤など、赤・青・緑・オレンジなどと4種類ありますが、左から色を並べるとしたらどんな順がどういう理由で売れるのでしょうか?
売れる色の並べ方はある?
色の並べ方は売場演出のテクニックの一つですが、それで売れる売れないはないと思います。
少なくても私のそのようなデータは持っていませんし、クライアントさんに試してもらってもあまり意味のあるデータは得られませんでした。
しかし、色は、並べ方によって、乱雑な印象を与えることがあります。
色に対する反応は、本能に近い部分で行われます。
その意味では、基本通りに並べた方が美しく見えるのは間違いありません。
それによって、商品の見栄えが良くなって、結果的に売上が上がると言うことはあるかもしれないです。
色の基本的な使い方
売場演出における色の基本的な使い方は次の通りです。
1.黒は陳列台の下段に配置
黒は重い印象を与えるためです。
2.白は陳列台の上段に配置
白は軽い印象を与えるためです。
3.色別の陳列は縦陳列。
色が違う商品は縦に並べるのが基本です。
理由は、陳列台の上に配置された色は良く目立ちますが、下に配置された色は目立たず、お客様に気づかれないからです。
4.色の並び順は色相環図に従う。
色相環図はこんなやつです。
具体的には、色相環図に従って、赤、橙、黄、黄緑、緑、青緑、青、紫、青紫といった順番に並べると美しく見えます。
まあ、コレ、虹の色ですから美しく見えるのは当然かな?
なお、白やベージュの隣に黒や茶色などの重いイメージを与える色を置くと、白やベージュは消されてしまいます。こうした場合は、間に中間の色を置くと、お互いに生かしあうことができます。
売れるかどうかはわからないけど……
正しい色使いは、好感度の高い売場作りの一つです。
カラーバリエーションの豊富な商品なら、これらを知っておくと美しい陳列ができるでしょう。
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