おはようございます、パワー店長養成講座の小宮秀一です。
お客様が来ないときの対処方法はいろいろありますが、私は短期間に一気に集めてしまうことをお薦めします。
「短期間にお客様を集める」と言うと「そんな上手い話あるわけがない」と警戒する人がいます。
失礼ながら、そういう人は商売のアマチュアと言わざるを得ません。
なぜなら、私たちの仕事は次の週末に計画通りの売上を作ることだからです。
たとえば、パソコンショップが週末に2千万円の売上を上げるにはざっと次のような見込みを立てます。
- PCだけで1千万円の売上が必要。
- 1千万円売るためにはPCを60台売る。
- 60台売るには60人のお客様が必要。
- PCの買い上げ率は30%。
- 最低でも200人のお客様を来店させる必要がある。
- 200人のお客様を集める商品、売場作り、販促を実施。
こんなことを毎週繰り返すのが売場です。
短期間にお客様を集めるなどごく日常の仕事なのです。これのどこが「上手い話」なのでしょう。
では、短期間にお客様を集めるには何をしたらいいのでしょうか?
「これで店に来ないのはバカ!」と言える目玉商品、目玉企画を提供すればいいのです。
たとえば、売れ筋商品を1円で売るのです。これなら「これで店に来ないのはバカ!」と言える目玉商品です。
もし、お客様が来ないのが問題なら、このくらい思い切ったことをやってお客様に来てもらった方がいいです。
なぜなら、お客様が来れば店の本当の姿がわかるからです。
店がやっていること、品揃えや売場作りが正しいかどうかを判定できるのはお客様だけです。
お客様が買ってくれれば正しいし、買わなければ間違っているのです。もちろん、お客様が多ければ多いほど確信が持てるでしょう。
ぶっちゃけ、社長や上司にダメだしされても、お客様が買えば正しいのです。
言うまでもなく、この方法で売ったら大赤字です。
むしろ、大赤字を出さないような目玉商品、目玉企画ではお客様は集められません。
特に、不良在庫を1円で売るなんてのは絶対にやってはいけません。
経験からの忠告ですが、下手にケチると、儲からない上にお客様も集まらないと言う悲惨なことになりますから注意しましょう。
なお、この方法では、お客様を集めた後のほうが重要ですが、それはまた別な機会に。
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