おはようございます、パワー店長養成講座の小宮秀一です。
私には、「困ったらコレ」と言う売り方がありました。
セット販売です。
セット販売と聞くと「へえ、普通だね」と言う人がいます。
その通りです。セット販売などありふれた売り方です。
しかし、ありふれている売り方でも、実際にセット販売を行っている店はどのくらいあるでしょうか?
真似する店がなかった理由
私たちの店がセット販売で売上を上げていても、真似する店はなかなか現れませんでした。
どうしてだと思いますか?
気付かなかったのかもしれません。あるいは、単品の価格調査はするがセット販売の価格調査はしない間抜けなライバルもいたかもしれません。
まあ、そういう間抜けは別にすると、最大の理由はセット販売が面倒なことです。
セットの内容を考えるのも面倒なんですが、まあ、私たちの真似をするなら丸々パクればいいでしょう。
しかし、商品点数が増えると、まずレジで処理するのが面倒ですし、配送や、サポートも、商品点数が増えた分、手間がかかります。
延長保証をやっていたら書類を作る手間もハンパではありません。
それに、メモリを増やしたり、ハードディスクの容量を大きいものに取り替えたりなどは、それなりのスキルのある人間が揃ってないと対応できません。
セット販売は面倒だからやらないんです。
面倒なので、少しでもクレームが入ろうものなら、コレがチャンスとばかりにセット販売を止めてしまうものです。
私のアイデアで作ったあるパソコンのセットは、アキバの本店よりも売っていましたが、クレームが数件入ったため、売場が嫌がり、止めてしまいました。
これは私のキャリアの中で一番後悔している出来事です。「クレームは全部俺に廻せ」となぜ言えなかったのか、ものすごく後悔しています。
売れる売り方発想法とは?
売れる売り方発想法はもうおわかりですね?
売れる売り方とは、私たちが面倒なことをやればいいんです。
セット販売は売場が面倒なことの代表です。
セット販売が面倒なのは、セット販売が売れるからです。売れなければ面倒ではありませんからね。
売場が面倒だと感じるのは、そうしたニーズがあることの証明なのです。
ニーズがあるならやればいいです。そこには宝の山が眠っているはずです。
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