販売員の中には、お客様に舐められやすい人がいます。
たとえば、売上の多い販売員はクレームも多いです。売っている分、比例してクレームも増えるのは仕方ないです。ところが、売上は並なのに、クレームの多い販売員がいます。
また、やたらと安売りする販売員がいます。それで売上を上げているなら我慢できます。でも、売上は並です。
こういう販売員は多いです。恥ずかしながら、私の部下にもこうした販売員がいました。
私は、彼らの接客を調べたことがありますが、接客マナーに問題があることは少ないです。客商売ですから、マナーが悪いヤツは採用しませんよね。
ちなみに、もし、接客マナーに問題があるなら、採用を見直すべきです。責任は、そんな販売員を採用した店長にあります。店長に採用する権限がなければ、営業会議などの公式の場で、採用した人事担当者にクレームを付けましょう。そうしないと、あなたの責任にされてしまいますので。
調べてみると、原因はちょっとしたところにありました。
彼らはお客様に舐められていたのです。
だから、舐められないようなアドバイスをしたら、クレームは減り、安売りも減りました。
今回は、お客様に舐められないための、もっともカンタンに使える方法を一つだけ紹介します。カンタンなので、あなたの部下が同じことで困っているなら、ぜひお試しください。
お客様に舐められないカンタンな方法とは?
大きい声で話す
なんだそれと思った人はいますか?
そういう人のために説明します。
セールスマン向けのセミナーでは、よく発声練習が行われます。それも、絶対に普段使わないような大きい声を出すことを求められます。出せるようになるまで何度もやらされます。
なぜ、普段使わないような大きな声を出すのか?
なぜ、普段使わないような大きな声を出すのかわかりますか?
地声を大きくするためです。では、なぜ、地声を大きくするかわかりますか?
声が大きい人は、自信満々に見え、パワーがあり、相手に威圧感を与えることができるからです。
逆に、声が小さいと自信がなく、弱そうに見えます。そんな人間なら、舐められて当然だと思いませんか?
リーダーシップセミナーなどでよく行われていますが、見知らぬ人間が数人集まって何かをするとき、主導権を握るのは声の大きい人間です。私は、上場企業の部長たちを差し置いて、場を仕切っていました。私は、頭は悪いですが、訓練のおかげで声だけは大きいからです。
お客様に舐められないためには、大きな声を出しましょう。
ところで、「大きな声を出すなんてカンタンだ」と思ったら大間違いです。大きな声を出すのはカンタンではありません。やってみればわかります。だから、真面目に発声訓練を行ってください。
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