おはようございます、パワー店長養成講座の小宮秀一です。
聞きにくいことをストレートに伺います。あなたの店、あなたの指示は100%実行されていますか?
もし、あなたの指示が、100%実行されているなら今日の記事は必要ありません。また、次回お目にかかりましょう。
しかし、もし、100%実行されていないなら大変です。あなたの店、売上が思わしくないのではないでしょうか?
なぜなら、店作りに難しいことは一切ないからです。当たり前のことを当たり前にやれば必ず売れる店にできます。
これはつまり、あなたの指示が100%実行されたら、売れる店になれると言うことです。
なぜ、あなたの指示は無視されるのか?
売れる店になれないのは、当たり前のことをやっていないか、当たり前のレベルが低すぎるのです。
もし、あなたの店が売れていないなら、当たり前のことができていないのかもしれません。
では、なぜ、当たり前のことができないのでしょうか?
その理由は極めて単純です。
あなたが指示していないからです。
え? 指示している? 本当に?
では、どうしてできないのでしょうか?
「言ってもやらない」?
「言ってもやらない」という言い訳を言う人が多いですが、コレ、言い訳になっていません。
だって、どうしてやるまで言わないのでしょうか?
指示は実行されて、初めて意味があります。
実行すれば良くも悪くも結果が出ます。結果が良かったら継続し、ダメだったら修正します。
商売はこの繰り返しです。
実行されない指示は結果が出ません。結果が出なければ次に進めませんよね?
コレで売上が上がったら奇跡ですわ!
たった今から「言ってもやらない」はNGワードです。絶対に口にしてはいけません。
では、なぜ、あなたの指示は無視されるのでしょうか?
あなたの指示が無視される理由
その理由も、ものすごくカンタンです。
部下はあなたを無視しているのでもなければ、あなたを舐めているのでも、ましてや、あなたのことが嫌いなわけでもありません。
あなたの指示が無視される理由、それは忘れてしまうからです。
たとえば、売場の仕事は仕事ができる人に集中しがちです。売場を見ていると、ある人はボーッと立っているかと思えば、別なある人は忙しそうに走り回っていたりします。
仕事ができる人はたくさんの仕事を抱えて忙しいのです。ぶっちゃけ、店長から「アレをやれ」と言われても、手も、頭も回らないです。
かと言って、暇そうにしている人が率先してやるか?と言ったらそんなわけがありません。こういう連中は指示しないと動かないわけです。それも明確な指示でないと……
このような連中に指示を出すのは大変です。なぜなら、曖昧な指示では動かないからです。指示する側からすると余計な手間が掛かるということです。
指示しないと動かないヤツを動かすには3つポイントがあります。
人を動かす3つのポイント
誰がやるかを指名する
指示を実行させるには、誰がやるかを指名することが重要です。指名のない仕事は決して実行されないでしょう。
だって、忙しい人は手が回らず、暇な人は気が利かないのですから。
締め切りを設定する
締め切りを設定します。締め切りのない仕事は後回しにされ、忘れられ、決して実行されないでしょう。
指示した仕事ができるかを確認する
部下が、あなたの指示した仕事ができるかどうか――結果を出せるかどうかを確認します。
確認するのは次の2つ。
- 結果を出す方法を知っている
もし、部下が知らないなら、知っている人を探すか、教える必要があります。 - 結果を出したことがある。
知っているのとできるのとでは天と地ほど違います。もし、部下が結果を出したことがないなら、結果を出した人に変えるか、フォローする必要があります。
まとめ
指示を出すときは、誰がやるか、いつまでにやるかをセットにしましょう。
ただし、指示を実行できる能力があることは見極める必要があります。訳あって――たとえば人を育てたいなど――、能力がない人に任せるときは、プランBを用意しておくことをお勧めします。
コレで今よりは確実にあなたの指示の実行率を上げることができます。実行率が上がるにつれて売上も上がっていくでしょう。
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