単純化することですが、メリットもデメリットもあります。
おはようございます、パワー店長養成講座の小宮秀一です。
あなたは難癖を付ける方法を知っていますか?
え?そんな方法知っていても意味がない?
確かに、そうかもしれません。あなたのアイデアを通すのに苦労しない環境ならこんな方法必要ないです。
たとえば、あなたのお店が計画数値を楽々クリアしているなら、どんなアイデアでも通ります。
しかし、いいときばかり続かないのが現実です。
過去の実績は無意味
残念なお知らせですが、私たちに過去の実績など無意味です。評価はあくまでも今の実績なのです。過去の実績が評価されるのは今実績を上げているときだけです。今がダメだと、過去の実績は昔話にしかならないです。
今、実績が上がっていない場合、自分のアイデアを通すには、現状には問題があるとする必要があります。
そんなときに使えるのがこの難癖を付ける方法です。
難癖を付けるカンタンな方法とは、物事を単純化することです。
単純化とはどういうことなのでしょうか?
具体的な例を挙げて説明しましょう。
恋愛ドラマが嫌いな理由
たとえば、私はテレビの恋愛ドラマが嫌いです。
その理由は、「先が読めて退屈だから」。
なぜ退屈なのでしょうか?
それは、恋愛ドラマの最後は男と女がくっつくか別れるかだけだから。
つまり、キャストがわかったら見る前に結末がわかってしまいます。だから、「退屈で嫌い」と言うのが私の主張です。
この主張は、恋愛ドラマが好きな人でも「そうかもしれない」と思う程度には説得力はあります。
しかし、コレはただの難癖です。と言うのは単純化したらこうなるのが当たり前だからです。
ラブコメに難癖
たとえば、私は、恋愛ドラマが嫌いですが、小説やマンガのラブコメは好きです。しかし、私が好きなラブコメだって、単純化すれば難癖を付けることができます。
男性向けのラブコメは、ほぼハーレムものです。難聴で、鈍感で、優柔不断な主人公がモテモテな話か、複数の女性の間で揺れ動く話が99%です。
私が知る、古いラブコメで言うと柳沢きみおの「翔んだカップル」、あだち充の「みゆき」がコレに当たります。
このように話を単純化すればいくらでも難癖を付けることができるのです。
ヒーローものに難癖
他にも、ヒーローものと言えば水戸黄門の焼き直しとか。それは、反則的な能力を持つ主人公が悪を叩く物語です。「副将軍の前には普通の悪党じゃ歯が立たないってーの」とか。
たとえば、宇宙戦艦ヤマトは変身ヒーローやスーパーロボットが登場しない、画期的なヒーローものでした。
しかし、それだって難癖を付けようと思えば付けられます。宇宙戦艦ヤマトは、ヤマトと言う反則的な能力を持つ戦艦が敵を叩く物語と言えます。波動砲という武器がそうだし、あれだけ被弾してもどうして爆発しないとか、補給はどうなっているのかとか。ヤマトそのものが反則的な存在と言えるでしょう。
ちなみに、私、ヤマトは最初の放送時からのファンです。私はヤマトのSF監修を行なった豊田有恒氏のファンでもあります。もっとも、私が見ていたオリジナルより、リメイクされた宇宙戦艦ヤマト2199の方が好きですけどね。こっちの方がよりSF色が強いので。
単純化のメリット
このように自分のアイデアを通したいなら、今ある問題を単純化すればいいです。
単純化するメリットは、わかりやすいことです。
ほとんどの人は自分の問題で手一杯で、人の問題について考える余裕がありません。したがって、人の問題については考えたくないのです。まして、複雑な問題だったら触れたくもないわけで。
そういう人には問題を単純化して説明すると理解を得やすいです。なぜなら、自分で考えなくていいから。
つまり、問題を単純化すると、その問題に興味のない人の共感を得やすいということです。
たとえば、「売れないのは店作りの基本ができていないから」というように。
コレは事実ですが、問題を単純化している可能性もあります。うっかり納得してしまうとムダな労力を使う羽目になります。
そうならないためにはどうしたらいいのでしょうか?
事実か単純化かを見分ける
カンタンな見分け方があります。それは「基本って何?」と質問することです。
少なくても8つの基本を挙げているなら事実を語っています。答えられないか、8つの基本以外のことを言っているなら問題を単純化しています。
問題を単純化しているなら従ってはいけません。抵抗しないと売上に結びつかない余計な仕事が増えます。
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