好感度の高いヤツだけ採用できればラクなんですが…。
おはようございます、パワー店長養成講座の小宮秀一です。
売れる店にするには、好感度の高い売場が必要です。
好感度の高い売場にするには、好感度の高い販売スタッフが必要です。
接客で売る店は当然ですが、セルフで売る店も同じです。
無愛想なレジ係より、笑顔で迎えてくれるレジ係の方が気持ちいいに決まってます。
ではスタッフの好感度を高めるにはどうしたらいいのでしょうか?
販売スタッフの好感度は次の4つで構成されます。
- 身だしなみ
- 立ち振る舞い(姿勢、お辞儀、動作など)
- 言葉遣い
- 心遣い
この4つのうち、一番難しいのが心遣いです。
なぜなら、他の3つには好感度を高める、一定の型があるからです。型をこなせば形になります。
ところが、心遣いはそうはいきません。
そもそも好感度を高める心遣いとは何なのでしょうか?
それはお客様を第一に考えると言うことです。
もっとも、お客様第一ほど、本音と建前が異なる言葉は他にありません。
ある店でこんなことがありました。
お客様がレジに持ってくる途中で、商品を落として壊してしまいました。
学生アルバイトは新しい商品をお客様に手渡しました。代金を取ることなく。
「お客様第一」なら正しい行いのはずです。
しかし、彼は店長から大目玉を食らいました。
「壊したのはお客さんなんだから弁償してもらえ!」と店長。
だったら「お客様(の利益が)第一」ではないですよね?
それなら、はっきり「店(の利益が)第一」と言えばいいんです!
もし、あなたの店が「店(の利益が)第一」なら「好感度の高い心遣い」はあきらめて下さい。
なぜなら、お客様第一とは、お客様にノーと言わないこととお客様を困らせないことだからです。
「店(の利益が)第一」でやるなら今以上の売上はムリです。
「店(の利益が)第一」で売上を上げた=お客様に支持された店を私は知らないからです。
店の資産は商品ではなく、お客様です。
商品は商品の価格以上のモノを店にもたらしません。
しかし、お客様は違います。
繰り返し買って頂くことでいくらでも価値を生み出してくれます。
繰り返し買って頂く動機になるのが好感度です。
お客様に弁償させないのは好感度を高める絶好の機会だからです。
ぶっちゃけ、お客様第一の方が売れるからそうするのです。
あなたのお店は「お客様(の利益が)第一」ですか? それとも「店(の利益が)第一」ですか?
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