このサイトを「コンビニ 売上アップ」で検索してくる人がたくさんいます。
まあ、日本で一番店舗が多い業種なので多いのはわかります。
ただ、わからないのは、どうして売上アップの方法を探しているのかです。
だってコンビニには店舗毎に本部担当が付いているはずです。
たぶん、SVとかFCとかFAとか言う名前の。
どうして本部担当に聞かないのか?
どうして本部担当の彼/彼女に聞かないのでしょうか?
実は、私のところに売上アップに関する質問をしてきた人に聞いてみたことがあります。
「だって、彼らは自分の成績が上がることしか考えていないから」とのこと。
おやおや、穏やかではありませんね。
担当者が信用できないとは何があったんでしょうか。
どうしてそう思うのか、もう少し具体的に聞かせてもらいました。
「本部は欠品させるなって言うんですけど、欠品しないように発注を増やすとどうしたって廃棄が出ます。廃棄はほとんどがこっち持ち。要は本部さえ儲かればいいってことじゃないですか!そんなの信用できるわけがない」
いやいや、フランチャイズだって店が売れなくなれば儲からないわけで。
本部だって自分の儲けだけを考えているわけではありません。
「欠品させない」は小売店なら当たり前
そもそも「(売れる商品を)欠品させるな」というのはコンビニじゃなくても小売店なら普通に言われることです。
「欠品させるな」は売れる店作りの基本中の基本なわけです。
本部担当は店作りのごく当たり前のことを言っているに過ぎません。
そりゃそうです。
店作りは当たり前のことを当たり前にやれば必ず売れる店にできるからです。
売れないのは当たり前のことができてないか、当たり前のレベルが低すぎるのです。
「欠品させるな」って言われるのは、売れる商品を欠品させているか、あるいは棚がスカスカなのです。
それに対して不信感を持つ方がどうかしていると思います。
サラリーマン気質
こう考えるのは脱サラしてオーナーになった人に多いような気がします。
つまり、自分がサラリーマン時代、お客様のために働いていなかったから、他の人もそうだと思っているのです。
その点、小売の現場で育った人の方がピュアです。
だって、お客様が喜ぶことをして差し上げれば売上は上がるのですからね。
コンビニの売上を上げたいなら、まずは本部担当の言うとおりにやってみて下さい。
廃棄の負担には反対!
ところで、コンビニチェーンによっては廃棄の何%かは本部負担になっているようです。
私はコレには反対です。
コレを言うと本部の回し者扱いされますが、自分のレベルを下げていいのかってことです。
詳しくは今日のメルマガに書きました。
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コメント
コメント一覧 (6件)
コンビニは所謂コンビニ会計です。
本部としては仕入れてくれさえすれば、それが全部売れようが全部廃棄になろうが儲けは一緒なので関係ないのです。
というのは大袈裟ですが、本部はお店の純利益をあまり考えてくれていないのです。
高い累進チャージを取られている加盟店としては、客が多少増えようが減ろうが、売上が多少上がろうが下がろうが、利益は殆ど変わらないのです。
加盟店の実質粗利はもっとも多い7-11Cタイプだと1割程度しかなく、廃棄金額がダイレクトに響きます。
それなのに、欠品を減らせと言ってくるのです。
まあ確かに欠品を減らせというのもいろいろありますが、単純な1つの例として
毎日廃棄が1千円増えるくらいで売り場のボリュームを整えた状態を続けたとして、
将来的に売上が1万円増える程度では、店としてする価値は薄いのです。
おにぎりで言うと、日に8個廃棄が増えるのは簡単だが、
それで販売数が80個増えるようになるだろうかというのが疑問なのです。
勿論これは地域でのお店としての役割などなどを抜きに、利益だけを考えたらの話ですが、
昨今の人件費増も影響して、厳しい飼い殺し状態のお店が増えていることも事実なのです。
お店をわざとすっからかんにし客を来させないようにして、
最低限の経費とフランチャイズの最低保証でやっていく店も出る始末です。
コンビニのフランチャイズシステムは、破綻するギリギリで成り立っているのです。
あと、OFCが信頼出来ないというのは、彼らが言うことが信じられないということではありません。
彼らが人間として信用出来ないのです。
紛いなりにもOF”C”、”相談員”であるならば、(少なくとも見かけ上は)店舗の立場に立ってコミュニケーションを取るべきですし、”営業マン”だとしても姿勢を低くすべきです。
本部とお店の板挟みに合うのが本来の彼らの仕事だと思います。
しかし実際は、まるで本社の上司かのような高圧的な態度を節々に見せ、
そのくせ都合の悪い時は、お店はあくまで個人経営ですから、と逃げるようなことをするのです。
確かに彼らが言うとおりにすれば売上は上がるでしょうが、
長年彼らと付き合っていると、いくら仕事とはいえFCに対して人間不審に陥ってしまい、
言うことを聞く気が無くなってくるのです。
コンビニ店員さん、初めまして。
店長養成講座の小宮秀一です。
売れ筋の欠品を減らすのは店作りの基本です。
なぜなら、売れ筋の欠品は顧客を失うリスクが高いからです。
顧客満足度経営が流行った頃、欠品が3回続くと7割が店を変えると言われました。
今は店がたくさんありますからもっと多いでしょう。
廃棄と顧客流出、どちらの方が損失が大きいかと言ったら顧客流出です。
だから、小売の経営者は「売れ筋を欠品させるな」とうるさく言うのです。
>お店をわざとすっからかんにし客を来させないようにして、
そんなお店、お客様は二度と行こうと思わないでしょう。
儲からないのは自分のせいです。
まったく同情する気になりません。
OFCが気に入らないから言うことを聞かないと?
あなたは何のため、誰のために仕事をしているのですか?
>>廃棄と顧客流出、どちらの方が損失が大きいかと言ったら顧客流出です。
普通はそのはずです。というか、そうでないとおかしいですよね。
しかし、粗利約1割、頑張って頑張って売上を上げれば上げるほど持っていかれる割合が増える累進チャージ、
最早経営ではないですが、中低日販で頑張るよりも経費を削減し極論客0でも最低保証制度に甘んじるほうが儲かる制度、
などなどの、沢山のおかしな矛盾がコンビニフランチャイズシステムにあるのが現実なのです。
そして、言うことを聞く「気がなくなってくる」のです。
それは嫌いになって喧嘩して拗ねて無視するという意味ではありません。
人間ですから、この人が言うなら、この人のためなら頑張ろうということがありますし、中にはそういうOFCもいらっしゃいます。
ですが、そういう気を店長に起こさせない、むしろ逆で悪影響しか与えないOFCが大勢いるということです。
それは店長ではなく、OFCが悪いのです。
確かに売れ筋の欠品を減らすのは店作りの基本です。
それができないのは店長の能力がこれ以上ないくらい低いということでしょう。
しかしそれは当然であって、経営するのは他業種から脱サラしたばかりの人などはっきり言って素人ばかりです。
大前提としてその人達の信頼を勝ち取り、相談員として指導していくのはOFCの責任です。
ましてや信頼を失うなど、売れ筋を欠品させる素人店長以上に問題でしょう。
「だって、彼らは自分の成績が上がることしか考えていないから」と思われた時点でOFCの負けなのです。
私はそれが言いたいのです。
>>あなたは何のため、誰のために仕事をしているのですか?
ここまで書いてきたことは、私だけではなく周りから聞いたことなどを総合して、一般的な現実問題として話しました。
私は「お店の経営」をしたいという気がありますし、現在売上は丁度いいラインで、今のOFCとの関係はほぼ良好です。
しかし「儲け」のために始めて本部を恨んで反発しているようなオーナー・店長さんも居ますし、
そこまで行かなくても本部もといOFCに不満を抱えているオーナー・店長さんは沢山居ます。
私は経験上、OFCを”人として”信頼できなくなってしまう店長が出てきても仕方ないと感じるし、
それが原因で経営が上手く行かないお店が出てくるのは、OFCの能力の低さが一番の原因だと考えています。
ですのでそういう意味で同情ができるのです。
>極論客0でも最低保証制度に甘んじるほうが儲かる制度、
そういうオーナーは何も資産を残せないです。
店がなくなったらおしまいです。
自分で破滅の道を突き進んでいるのですから放っておけばいいです。
>しかしそれは当然であって、経営するのは他業種から脱サラしたばかりの人などはっきり言って素人ばかりです。
そんなはずはありません。
店作りの基本はオーナー研修で教えてもらっています。
当然、なぜ欠品がダメなのかも教えてもらっています。
そうした基本すらやろうとしないオーナーはどれほどOFCが有能でもムリです。
>大前提としてその人達の信頼を勝ち取り、相談員として指導していくのはOFCの責任です。
>ましてや信頼を失うなど、売れ筋を欠品させる素人店長以上に問題でしょう。
信頼関係は双方の努力が必要です。
OFCが信頼できないと言うことは、オーナーが信頼されていないのです。
相手に信頼して欲しかったら、こちらが信頼する必要があります。
それを言葉と態度で示さなければなりません。
店作りの基本すら無視するオーナーを信頼できるわけがないです。
OFCだって人間なのです。
自分を信頼しない人を助けようとは思わないです。
>「だって、彼らは自分の成績が上がることしか考えていないから」と思われた時点でOFCの負けなのです。
そんなこと思うヤツは子供です。
OFCは自分のノルマが、オーナーは自分の店の売上が第一に決まってます。
そんなことは当たり前です。
それでもお互いがWin-Winになれるように妥協するのがビジネスです。
たとえば、OFCのノルマ達成に協力する代わりに、OFCの親戚の連絡先をもらうとかするわけです。
>そこまで行かなくても本部とOFCに不満を抱えているオーナー・店長さんは沢山居ます。
不満のない人などいません。
それでも多くの人は仕事にベストを尽くしています。
ベストを尽くせないのは他の誰でもない、本人の責任です。