おはようございます、小宮です。
10月31日に「変わろうとしなくて困っています」という記事を書きました。
それに対してtakaさんから「変わらない理由を聞いても言わないんだけど?」と言うメールを頂きました。
「新しいことを始めたがベテラン社員がやらない、聞いてみたが特に理由はない」と言うことのようです。
このような場合、ベテラン社員がやらない理由は単純です。
ベテラン社員は、新しいことに抵抗しているわけではありません。失敗を恐れているだけです。失敗したくないからやらないのです。
絶対失敗しない方法はそれをやらないことですからね。
どうしてベテラン社員は失敗を恐れるのだと思います?
良く言うと、ベテランとしての責任感です。
「自分のような立場の人間が失敗するわけにはいかない」と言うような。
責任感の裏にあるのがリストラ(クビ切り)への恐怖です。
失敗するベテランに存在価値はない、とベテランは思っています。それなら若手の方が安上がりですからね。
悪く言うと、ベテランとしてのメンツです。
「自分が失敗したら恥ずかしい」と言うような。
このような思いは恥ずかしくて口には出せません。あなたが察してあげなければならないわけです。
ベテランって面倒でしょ?
でも、何とかとベテランは使いようなんです。
新しいことを始めるときは明確に「失敗してもいい」と伝える必要があります。
新しいことは、新人もベテランも同じスタートラインに立ちます。したがって、ベテランも新人と同じような失敗をするはずです。
新しいやり方なら失敗するのも仕方ありません。誰だって最初からうまくできるわけないんですから。
「初めてやることですから最初からうまくできるわけがありません。失敗してもいいです。ただ、決して止めないで下さい」
成功の反対語は失敗でありません。何もしないことです。
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