おはようございます、小宮です。
あなたは「このお客様、何に怒っているんだろう?」と言うクレームに遭遇したことはありませんか?
「あの店員の態度は何だ!」とお客。
でも、あなたはその店員の接客態度に問題は感じないと言うような。
そんなときは敬語の使い方が間違っているのもしれません。
敬語には、丁寧語、尊敬語、謙譲語の3つがあります。
私たちがお客に対して使う敬語は尊敬語と謙譲語です。
丁寧語を使うなんてあり得ません。
あなたが「店員の接客態度に問題は感じない」のは丁寧語と尊敬語の区別が付いていないのかもしれません。
丁寧語はさほど親しくない関係の相手に使う敬語です。
初対面で「名前、なんて言うの?」ではなれなれしすぎるから、「お名前を聞いてもいいですか?」と言うのが丁寧語です。
ぶっちゃけ、ただ丁寧なだけなのが丁寧語なのです。
一方、尊敬語と謙譲語は目上の人など、相手を敬うときに使う敬語です。
客商売でお客を敬わない、なんてあり得ないでしょ?
だから、私たちが使う敬語は尊敬語と謙譲語以外あり得ないのです。
「お客様」と持ち上げておきながら言葉が丁寧語なんて笑い話です。
「自分はそんなの、気にしないけどな」
そうです。
丁寧語と尊敬語の違いなんか、気にしない人の方が圧倒的多数です。
しかし、こういうことを気にする人は社会的地位が高く、金払いの良い優良顧客が多いです。
良いお客が欲しければ、きれいな言葉遣いにした方がいいですね。
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