おはようございます、また腰痛がぶり返しつつある小宮です。
店作りは、それぞれに専門家がいるほど多くの要素で成り立っています。
チラシ、品揃え、陳列、セールスと言った基本要素だけで1冊の本になるくらいです。
その情報量は膨大で、正直、一人の店長が店作りのすべてに精通することは不可能です。
では、私たちは店作りとどう向き合えばいいのでしょうか?
まあ、常識的には得意なことに集中すればいいです。
陳列が得意なら陳列に、品揃えが得意なら品揃えに、チラシが得意ならチラシに、セールスが得意ならセールスに、それぞれ集中すればいいでしょう。
しかし、私は、それだけではもったいないと思います。
なぜなら、店長はその気になれば店作りのプロセスすべてに関われるからです。
こんな機会は店長にならなければ経験できないことです。
得意なことを極めるのはいいとして、それ以外のことも取り敢えずかじってみることを強くお勧めします。
たとえば、私は図画工作で5段階で一番下の1を取ったことがあるくらい、絵とかデザインが苦手です。
それでも店長になって、販促担当者とPOPやポスター、チラシのデザインについてあれこれやり取りしているうちに、何となくデザインのキモのようなものはわかってきました。
だからと言って、私がデザイナーになるなんて到底無理ですが、このブログのデザイン程度は自分でできるし、こんな記事を書くことはできるわけです。
もし私が「デザインは苦手」と人任せにしていたら…? なんて考えたくもありません。
実は私にそうすることを教えてくれたの・も・先輩でした。
私はいい先輩に恵まれています。
「この会社に一生いるんならスペシャリストでもいい。でも、そのつもりがないんなら学べることは全部学んでおけ」
ノウハウは極めれば極めるほど応用が利かなくなるモノです。
たとえば「パソコンに触れずに見ているお客は今日買いに来ている」なんてノウハウは、パソコン販売員以外にはまったく役に立ちません。
でも、浅いノウハウは基本なので応用が利きます。
「お客は底引き網で根こそぎ集めて網の中から見つける」のはどんな商品を売るのにも使えるノウハウです。
つまり、浅く学ぶと、その道のプロにはなれませんが、商品が変わっても、店が変わっても通用するノウハウとなるわけです。
私の場合の暗算のように「見るだけで吐き気がする」なら仕方ないです。
私は暗算が大の苦手。だから算数は大嫌い。でも暗算を使わない数学は大好きです。
でも、そこまで嫌いでなければ、浅くでも触れてみることをお勧めします。
未知の世界はきっとあなたのプラスになるはずです。
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