欠品すると売り逃しが発生します。
たとえ100円の商品でも売れば100円の売上になりますが、売れなければゼロです。
「お客様が買いに来たのに商品がない」と言うのは商売における最大の損なのです。
そんな最大の損は何としてでも防がなければなりません。
もちろん、欠品しないのが一番ですし、欠品を減らすために腕を磨くべきですが、欠品ゼロなんて現実には不可能です。
だから、現実的な対応は、欠品したときにどうするかになります。
あなたは「お客様が買いに来たのに商品がない」時に、何か手を打っていますか?
何もしなければゼロのままですが、手を打てば多少なりとも売上になります。
では、欠品による売り逃しを最小限にする方法とは?
欠品による売り逃しを最小限にするには?
売り切れをお詫びし、次回入荷予定を案内するPOPを付け、予約を促すことです。
これによって、欠品をお詫びして、その商品を扱っていることをお客様に知らせることができ、再来店を促したり、インセンティブ次第では予約を取ることもできます。
ところが、多くの店では、欠品なんてなかったことにしてしまいます。
欠品で陳列スペースに空きができると、他の商品で埋めてしまう光景を多くの店で見かけます。
これは見栄えを考えたことだと思うので、一概にダメとは言えません。
しかし、欠品した商品をなかったことにしてしまっていいんでしょうか?
これでは絶対に売上になりません。
そもそも、欠品をなかったことにすると言うことは、商品をなかったことにすると言うことです。
たとえば、鮭のおにぎりが欠品したときに来店したお客様は、「この店は鮭のおにぎりを扱っていない」と思いますよね?
それでいいのか?と言いたいです。
欠品したときに来店したお客様は、「品揃えが悪いな」と思うのでは?
欠品した上に、「品揃えが悪い」と思われたら、もう二度と来店してもらえないかもしれないです。
見栄えと売上、どっちを選ぶ?
私は、見栄えと売上なら、売上の方を選びます。
したがって、欠品したら陳列場所は空けたままにして、売り切れPOPを付ける方を推奨します。
ただし、見栄えと売上の優先順位は店の経営方針と関係しています。あなたが雇われ店長の場合、実践する際は、上司と相談してから試してください。
ちなみに、「見栄えと売上、どっちを選べばいいのか?」と言う具合に上司に質問すれば、売上を選ぶことは間違いありません。こちらの質問も合わせてお試しください。
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