おはようございます、店長養成講座の小宮秀一です。
今日は平井さんの質問にお答えします。
平井さんはスーパーマーケットの水産部門の責任者をされています。
4Sの徹底から躓いてしまっています。
人時売上12000円、人時生産性3000円以上、粗利30%が必達となっております。
しかし、パートさんの高齢化、マンパワーの弱さ、何より私自身がパートさん達の能力をしっかり引き出す事が出来ていない事が原因だと思います。
当然売り場だけでなくバックヤードの清掃まで行うわけですが、なかなか時間を割く事が出来ません、とにかく追いつかないのです。サービス残業が常態化しています。
この様な状態から抜け出すにはどうしたら良いでしょうか?
サービス残業をやめる方法
サービス残業が常態化していて止めたいということですよね?
それなら、時間内にできないことはやらないと決断することです。
そのためには、4Sの優先順位を決めます。優先するのはお客様により近い方です。
そして、優先順位にしたがって仕事を片づけていきます。そして時間が来たらそこで止めます。たとえ途中でも、あと少しで終わりそうでも、です。必ず時間で終わりにします。
これでどうなるか様子を見てください。それほど売場は荒れないと思います。
本当に問題は4Sですか?
売場を見もしないでこんなことを言うのは失礼ですが…問題は本当に4Sにあるのでしょうか?
と言うのも、食品を扱う店をいくつか見た経験から、「4Sに問題あり」という店の99%は、私の目からするとオーバークオリティを追求しているように見えたからです。
物事にはそれ以上追求しても効果が上がらないことがあります。食品を扱う方はその辺り、こだわりすぎるように思えます。
人は得意なことからやりたがる
問題解決に取り組むとき、人は、最優先の問題より、自分が得意なことからやる傾向があります。
私が最初に店長を務めた店は2年目に前年の70%まで落ち込みました。客単価は変わらず、落ちているのは買上客数でした。
私はイベントや仕掛けによって客数を増やそうとしました。しかし、売上は一向に上向きません。
2つの商戦をムダにした後、私はようやく気づきました。と言っても自分で気づいたのではありませんが。
チラシは他の支店も同じ枚数配布されているのです。それで前年より2桁伸ばしていました。
私の店の問題は客数ではなかったのです。売場がひどかっただけなのです。
私は4Sが苦手なので無意識に後回しにしてしまったのです。それに気づいて、4Sに力を入れ始めたら売上は上向きはじめました。
苦手なことからやる
4Sを日常の仕事としている人は、もしかしたら得意なことをやっているのかもしれないです。
ただ、店作りはかけ算です。たとえば、品揃え、売場、人とあったとしたら、人がゼロなら全部ゼロなのです。
それに、レベルが低いものを上げる方が、高いレベルをより上げるよりカンタンです。
たとえば、百貨店やスーパーマーケットの場合、4Sのレベルは最高を10とすると8~9のレベルにあります。このレベルにあるモノを10に上げるのは大変です。百貨店やスーパーマーケットの場合、4Sは得意なことなのです。
一方、私の場合、4Sが苦手です。4Sのレベルは1~2くらいです。コレを5以上にする方が9のモノを10にするよりカンタンなわけです。
問題解決はレベルの低いモノから対処する、それがポイントです。
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