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「無茶な予算」と嘆く前に

見方を変えると無茶には見えないかもしれません。

おはようございます、店長養成講座の小宮秀一です。

「無茶な予算でやる気にならない!」と店長さんが言うのをよく聞きます。

正直に告白すると、私もよく口にしていたタイプです。

そのせいで専務に呼び出されたことがあります。

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ある日の休憩室

私は「無茶な予算でやる気にならないよな!」と大きな声で同僚と話していました。

すると隣に座っていた先輩が人差し指を口に当てるポーズ。

声が大きいせいかと思った瞬間、背後から「小宮!」と声を掛けられました。

このドスのきいたしわがれ声はもしや…。

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後ろに専務が!

「はい」と振り向くとそこにいたのは専務でした。

血の気が引きました。予算を作った超本人です。

「3時にオレのところへ来い」とだけ言い残して去って行きました。

「ヤバい、怒られる」

3時まで、どう言い訳すればいいか必死に考えました。考えすぎて接客がおろそかになるくらいに。

適当な言い訳が見つからず、覚悟を決めて専務の部屋へと向かいました。

部屋の扉は開いていた

専務は老眼鏡を掛け、書類に目を通していました。

「小宮参りました」と声を掛けると「おお、入れ!」と老眼鏡を外しながら専務。

デスクの左にある椅子を、外した老眼鏡で指しながら「そこに座れ」。

「お前、無茶な予算って言ってたな?」
「はい、すいません」
「いや、小宮には予算の算出基準を教えていなかったからな」

私はその年、売場主任になったばかり。

売場主任は専務から下りてきた年間予算を、月別に割り振り、行動計画を立案することになっていました。

私の売場は前年比30%アップでした。

前年をクリアするのがやっとなのに?

でも、専務の説明で、納得はできなくても、理解はできました。

「無茶な予算でやる気が出ない」と嘆く前に予算の根拠を聞いてみることをお勧めします。

理解できたら、やる気は出なくても、次に進むことはできるはずです。

それでもやる気を出す考え方

納得できないとしても予算が低くなることはありません。

こういうときは単位を小さく考えると達成への道=行動計画が見えてくることがあります。

たとえば前年6月の売上が1500万円で今年の予算が1650万円という場合。

平均客単価が550円だと、2727人多く買ってもらう必要があります。

2727人と考えると「無茶!」と思えてしまいます。

しかし、1日あたりで考えたら91人です。

91人と言っても、新しいお客様を毎日91人集めるというわけではありません。

既存客にもう少し買って頂けばいいのです。

91人だったら何とかできそうに思えませんか?

え?まだ、全然?

では、客単価を30円アップさせてみましょう。

すると1日あたり39人です。

コレだったらどうです?

何とかできそうですよね?

つまり、行動計画を作るには次の3つの質問に答えればいいのです。

  • 客単価アップのために何をするか?
  • 常連客にもう少し多く買ってもらうために何をするか?
  • 新しいお客様に来てもらうには何をすればいいか?

達成不可能に思えた予算が何とかなりそうに思えてきたでしょ?

「無茶」と嘆く前に売上と客数を1日あたりで考えてみてください。

そうすれば一筋の光が見えてくるかもしれないです。

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