フランチャイジーなら契約を解除されることもあるわけで…。
おはようございます、パワー店長養成講座の小宮秀一です。
クライアントさんの友人が経営するコンビニが契約更新を解除されました。
このコンビニのオーナーさんとは、3年前に一度だけ面談をしたことがあります。クライアントさんに頼まれたので。
率直に言って、彼に商才がないことは明らかでした。
誰が見ても売れない店とわかるくらいひどかったからです。
彼に商才はありませんでしたが、その代わり、別な才能に恵まれていました。
それは、できない理由を見つける才能でした。
できない理由
棚がスカスカでみっともないので、棚を商品で満たすようにアドバイスすると「廃棄が増えるからできない」。
駐車場に吸い殻やゴミが落ちたままなので、掃除するようにアドバイスすると「人が足りないからできない」。
トレイが汚いので掃除するようにアドバイスすると「バイトがやりたがらない」。
売上ラインキング上位30%の売上構成比が50%以下なので、売れ筋の発注を倍にするようにアドバイスすると「そんなに売れない」。
いやはや、ココまで並べられると呆れるどころか、私は感心してしまいました。
契約打ち切り
それが昨年の年末、次年度は更新しないと言われたそうです。2月で閉店することになったそうです。
「突然、ひどい」とオーナーは怒っていたそうですが、私に言わせたらよく今まで我慢していたなと思います。
この店、少なくても、私が知る3年前からこの有様だったのです。しかも、この3年の間、まったく改善が見られませんでした。
こんな店を放置しているとブランドイメージに傷が付くんじゃないかと、他人事ながら心配していたくらいです。
こんな店でも1日50万円売れていました。もう少し真面目な人が経営したら70万円は固いでしょう。
判断が遅すぎだと感じました。
チャンスはなかった?
彼に店を建て直すチャンスはなかったのでしょうか?
いいえ、彼には最低でも3年という時間があったはずです。
彼の友人が心配して3年前私に会わせたくらいですから。
でも、聞く耳を持たなかったわけです。
時間は無限ではない
あなたは売れないまま店を放置していませんか?
立て直す時間は無限ではありません。
フランチャイズならこのオーナーさんのように契約を打ち切られるかもしれません。
あるいは銀行が融資を引き上げると言い出すかもしれません。
こんな時「突然、ひどい」と泣き言を言っても、弁護士を雇っても、何にもなりません。
売上の低迷はいつから続いていたのか、そして、それに対して何か手を打ったのか。
立場を変えてみれば「突然」なんてことはないのです。
そうなるのにはそうなるだけの理由があるわけです。
あなたの残り時間は?
あなたも残された時間は少ないかもしれません。
時間切れになって「突然、ひどい」と嘆く前に、今スグ店の建て直しを図ってください。
まずは売上に直結する基本の徹底からお勧めします。
「売上に直結する基本?」という方はコレを読むのが時間の節約です。
後回しにしないで、今スグ取りかかってください。
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