小売の輪と安売り


■小売の輪と安売り

おはようございます、小宮です。

あなたは小売の輪と言う言葉をご存知ですか?

小売の輪とは、小売店のライフサイクルのパターンのことです。

新規参入者は、まずはディスカウントを武器に参入します。

ディスカウントはお客にもっともわかりやすい差別化だからです。

ディスカウントを武器にビジネスは拡大できますが、ある程度の規模になると安くできなくなります。

どれだけ大量に買っても、無限に安くできるわけではありませんし、会社が大きくなるとかかる経費も膨大です。

ディスカウントを武器にして成長した店の壁がここにあります。

多くの店はこの壁を越えることができずに衰退していきます。

では、この壁を越えるにはどうしたらいいのでしょうか?

実は、この答えは有名です。知らない人はいないでしょう。

この壁を越えるには、MDを磨いて商品力を上げることです。お客のニーズ・ウォンツを捉え、商品に反映させていくことです。

ね? あなたも知っているでしょ?

でも、知っているのとできるのとは全く違うことなんですね。

呉服の越後屋は、お客がほしいと言う商品を揃えていった結果、三越と言う百貨店になりました。

地方の店には、今もこの種の進化を遂げる店が多いです。

一方、都市部の店のトレンドはオリジナル商品です。

オリジナル商品の開発は大きな企業が有利です。

自社で企画した商品をメーカーに作ってもらうには、大量に発注する必要があり、これこそ、規模の大きな店でないとできないことです。

大企業がPBに走るのは小売の輪から導かれる当然の結果なんですね。

こんな有名な話があるのに、「安売りは大企業にしかできない」とか言うバカがいます。バカも休み休み言えですね。

あなたの会社は中小企業ですか?

もし、そうなら安売りは重要な武器の一つです。これほどお客にわかりやすい選択肢を捨てる方がバカです。

あなたが価格ではなく、質で勝負したいのなら止めはしません。

ただ、高級志向のあのお店も、元々は安売り屋だったことは覚えておいてください。この辺り、店とメーカーは違うのです。

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